ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC年度代表馬に林オーナーのタニノギムレット ◆◇◆

-2002/12/25-

大活躍の林オーナーを支えたダービー馬タニノギムレットが、ファインモーションの追撃を振り切ってPOC年度代表馬に輝いた(POCポイントによる選出)。最優秀古馬には、空耳オーナーのダイタクバートラム。しかし同馬は1600万クラスの1勝とGII2着という戦績で、現在のPOC古馬陣の層の薄さを露呈する結果となった。そして最優秀2歳馬には、年末のGIを勝利したユートピア。年間最多勝は、空耳オーナーのファインモーションと林オーナーのローエングリンが共に5勝でトップとなった。

 

◆◇◆ 林オーナー 2年目で早くもリーディングオーナーに ◆◇◆

-2002/12/25-

昨年度新規参入の林オーナーが、タニノギムレットの活躍と、重賞戦線で好成績を残した多数の活躍馬により、2年目にして早くもリーディングオーナーの座に就いた。後半戦はファインモーションの活躍による空耳オーナーの猛追にあったものの、12月にも3勝を加算して逆転を許さなかった。同時にPOC年間最多勝記録も更新し、makiオーナーのアドマイヤベガ以来となるダービー制覇もタニノギムレットで果たすなど、大活躍の一年となった。

 

◆◇◆ JRA全日程終了後のGI勝利! ユートピア全日本2歳優駿圧勝 ◆◇◆

-2002/12/25-

有馬記念も終わりJRAの全開催日程が終了した今週、川崎競馬場の交流GI、全日本2歳優駿をぷうオーナーのユートピアが2着馬に4馬身差をつける圧勝で勝利。あっさりとGI制覇を果たした。この勝利でPOC最優秀2歳馬は、先週リーディングトップに立ったばかりのしんちゃんオーナーのザッツザプレンティに代わって、ユートピアが手中に収めた。ぷうオーナーは、牝馬にも2戦2勝のアドマイヤグルーヴを擁しており、来年はこの両馬で旋風を巻き起こす。

 

◆◇◆ ファインモーション連勝ストップ 有馬記念勝利ならず ◆◇◆

-2002/12/23-

空耳オーナーのファインモーションが、3歳牝馬ながらも古馬GI最高峰のレースのひとつ有馬記念に出走。デビュー以来無傷の6連勝という快挙に1番人気に押されたが、タップダンスシチーの幻惑するような走りに翻弄される形となり5着敗退。デビュー以来の連勝はストップしてしまった。同時に空耳オーナーのリーディングトップの夢も消え、POC年間最多勝記録も、土日の出走馬3頭が全て1番人気に支持されたにも関わらず全馬敗退。厳しい終幕を迎える形となった。さらに同馬は来年春全休の予定で、大きな主軸を欠く前半戦を迎えることになる。

 

◆◇◆ ザッツザプレンティ2歳世代初重賞制覇 ◆◇◆

-2002/12/23-

しんちゃんオーナーのザッツザプレンティが、今年のPOC2歳世代としては初めての重賞制覇をラジオたんぱ杯2歳ステークスで飾った。この勝利で田坂オーナーのワンダーボーイを抜いて、POC2歳世代リーディングトップの座を奪った。しかしJRA全日程が終了したにも関わらず、まだリーディングトップは確定しない。それは今週25日に川崎競馬場で行われる「全日本2歳優駿(GI)」に、ぷうオーナーのユートピアが出走を表明しているためで、その結果により今年のPOCの全成績は確定する。同レースはPOCとの相性が良く、95年ロイヤルタッチ、96年メジロブライト、98年アドマイヤベガが勝利しており、今年で4勝目となる。いずれにしても、例年有力馬が勝ち上がるラジオたんぱ杯を勝ったザッツザプレンティが、来年のクラシックの中心的存在に踊り出たことは間違いない。

 

◆◇◆ 林オーナーPOC年間最多勝記録を更新する22勝目をマーク ◆◇◆

-2002/12/19-

POC年間最多勝記録に並んでいた林オーナーが、ローエングリンの勝利で新記録となる22勝目をマークした。2勝差で追う空耳オーナーのJRA最終開催の出走頭数は3頭。しかもどれもが有力馬で、まだ逆転の可能性は残っている。リーディングオーナーのほうも、ファインモーションが有馬記念を勝利すれば逆転確定、2着でぎりぎり上回り、あとはそれぞれのオーナーの他の馬の成績にかかってくる。

 

◆◇◆ 林オーナーPOC年間最多勝タイ記録21勝をマーク
    ハイレベルなリーディングオーナー争い佳境に 
◆◇◆

-2002/12/10-

POC年間最多勝記録となる21勝に王手をかけていた空耳オーナーを抜いて、林オーナーがサクラスターダムとエリモシャルマンの勝利で一気にタイ記録となる21勝をマーク。白熱するリーディングオーナー争いでも空耳オーナーをさらに突き放す。POC記録に並びかけているように、例年ならリーディングオーナー安泰の勝利数とPOCポイントだが、今年は両オーナーともかなりハイレベルな闘いを繰り広げている。まだあと2週残っており、どちらのオーナーも新記録樹立の可能性を秘める。

 

◆◇◆ 空耳オーナー年末大攻勢 リーディングオーナー首位肉薄 ◆◇◆

-2002/12/02-

春の圧倒的な勢いで、早い時期からリーディングオーナー間違いなしと目された林オーナーが、タニノギムレットの戦線離脱、そのまわりを取り巻く馬達の不振などから失速気味。その隙を突くようにファインモーションが大活躍を見せた空耳オーナーが、GI2勝を含めての大攻勢。先週は今年のドラフト1位指名ブラックカフェが葉牡丹賞を完勝して2勝目をゲット、ダイタクバートラムがGIIのステイヤーズSで2着し、POCポイント差1500P弱で首位肉薄。勝利数のほうは林オーナーの19勝をひとつ上回る20勝。POC記録の21勝(1997年空耳オーナー)へも王手をかけた。

 

◆◇◆ ついに無敗で古馬も撃破 ファインモーションGI連勝 ◆◇◆

-2002/11/11-

まだ底は見せない。デビュー以来5連勝で臨んだエリザベス女王杯。久々の条件戦を勝ち上がっても、「メンツが弱かったから」という声、圧倒的な強さで連勝しても、「重賞では通用しない」という声、さらには重賞を勝っても、「GIでは徹底マークされて終わる」という声、そしてついにはGIを制しても、「歴戦の古馬にたやすく勝てるほど競馬は甘くない」と、世間のアンチは後を絶たなかったが、ここでもその声を覆す圧勝劇。古馬牝馬の代表格となるダイヤモンドビコーをまったく寄せ付けない強さ。4コーナーの一瞬の切れは、今までに見たことのない速さだった。鞍上の武豊も、クロフネを思い出させるというコメントを残している。次走は、馬の状態と中山の馬場状態しだいだが、陣営は有馬記念への出走を示唆している。そこで2着以内に入るようなら、年間リーディングホーストップが確定し、年間リーディングオーナートップも見えてくる。
さあ次は、「緒戦牝馬相手。牡馬には通用しない。」という声を覆しにかかる。

 

◆◇◆ アドマイヤドン いきなり月曜日のGI奪取 ◆◇◆

-2002/11/05-

まさに不意を突かれたかのようなGI奪取劇。makiオーナーのアドマイヤドンが、盛岡競馬場の統一GIレース「JBCクラシック」を7馬身差で圧勝。これで同馬は昨年の朝日杯3歳Sに次ぐ二度目のGI奪取となった。他のオーナー達も唖然とするような突然のGI勝利の報。このまま地方重賞を席巻されると他オーナーも気が気じゃないが、とりあえずこの後は有馬記念も視野に入っているという。これでアドマイヤドンは、総合リーディング争いでタイキトレジャーには及ばないながらも一気に2位に浮上し、歴代リーディング争いでもバトルラインに次ぐ13位に食い込んだ。相変わらずmakiオーナーの急激な巻き返しは侮れない。

 

◆◇◆ ファインモーション異次元の走り 無敗でGI制覇 ◆◇◆

-2002/10/14-

前走ローズSで、もはや同世代牝馬に敵なしの走りを見せたファインモーションが、単勝1.1倍という圧倒的人気に応えて5度目の完勝。デビュー以来無敗、全戦圧勝という戦績はまだ続く。クロフネを昨年末に失い、今年の9月にはタニノギムレットを失って、POCとしての損失も大きかったが、それを補うばかりか余りあるかもしれない馬の誕生。次走は出走するならエリザベス女王杯、もしくは放牧の予定。果たしてどこまで強いのか。

 

◆◇◆ ファインモーション能力に疑いなし 圧巻のGIIV ◆◇◆

-2002/09/23-

桜花賞1、2、4着馬、オークス3、4着馬、2歳女王、ダート戦線の夏の上り馬、という世代の上位が激突したローズステークス。しかしここでもやはりモノの違いを見せつける形でファインモーションが圧勝。もはや同世代牝馬では相手にならない。この後はもちろん秋華賞へ向かうが、その後については未定。JCというプランも出ていたが、現時点ではまだなんともいえないようだ。しかしこの後の活躍しだいでは、林オーナーでほぼ決まりと見られたPOCリーディングオーナーの座も見えてくるだけに、今後のローテーションが気になるところ。

 

◆◇◆ アドマイヤマックス 復権へ向けGII2着発進 ◆◇◆

-2002/09/23-

ここにきて勢いを失いかけていた林オーナーの主力候補の一角アドマイヤマックスが、復帰戦となったセントライト記念で2着を確保。2歳時の一歩抜けた力が本物であることをきっちり証明した。と同時に、林オーナー陣営の層の厚さもまざまざと見せつける結果となった。同馬は天皇賞への参戦を視野に入れていたが、勝てなかったことで賞金面に問題を残す形となった。しかし復帰戦としては十分な内容だろう。

 

◆◇◆ 現役POCナンバーワン タニノギムレット衝撃の引退 ◆◇◆

-2002/09/07-

現時点でのPOCナンバーワンホース、タニノギムレットが1日、左前浅屈腱炎を発症。主戦の武豊は来年の続戦を熱望していたが、5日に陣営は引退を表明。この秋は、JCで古馬と世界を相手に闘っていくプランもあったが、故障には勝てなかった。期待されたPOC歴代リーディングも8位に終わった。同馬を擁してきた林オーナーも、落胆の色は隠せないが、この恐ろしいほどに層の厚い布陣は、まだ揺るがない。

 

◆◇◆ ファインモーション 無傷の3連勝で秋へ ◆◇◆

-2002/08/28-

空耳オーナーが心待ちにしていた大物牝馬ファインモーションが、前走の復帰緒戦と今回の阿寒湖特別を共に圧勝で、デビュー以来無傷の3連勝を飾った。同馬は秋華賞を目標としており、このままローズSを経由するかどうかは体調しだい。今のところゴール前でもまともに追ったこともなく、まだまだ底は見せそうにない。トライアル経由にしろ直行にしろ、次走が試金石となる。

 

◆◇◆ ワンダーボーイ POC2歳世代初の2勝目ゲット ◆◇◆

-2002/08/28-

POC2歳世代初勝利を挙げた田坂オーナーのワンダーボーイが、早くもクローバー賞で2勝目をゲット。同レースには北村オーナーのグロリアスウェイが1番人気で出走していたが、まだ未勝利の身で少々荷が重かったか。昨年不振を極めた田坂オーナーに、確かな軸が誕生した。

 

◆◇◆ 田坂オーナーワンダーボーイが2002年度POC2歳馬初勝利 ◆◇◆

-2002/08/11-

人気馬がほとんど押さえられた今年のPOC2歳馬戦線で、田坂オーナーのワンダーボーイが11日の札幌4Rで初勝利を挙げた。昨年は大不振に見舞われた同オーナーだが、今年はこれを機に飛躍を計れるか。しかしその前日、田坂オーナー期待のドラフト1位ダンシングオンは、掲示板を外すという事態となった。今年を占うのはもう少し先になりそう。

 

◆◇◆ POCオーナー入れ替わり クロフネ鈴田オーナー退会
    よしよしオーナー千葉オーナー入会
 ◆◇◆

-2002/08/11-

POC史上最大ともいえる衝撃的な強さを見せつけたクロフネを擁した鈴田オーナーが、7月末をもって退会することになった。それと入れ替わるようによしよしオーナー、千葉オーナーが入会を表明。今年から採用された新ルール「500P登録」の恩恵を受け、早速15頭フル登録を完了。昨年3名、今年2名が入会して活気づいてきたPOC。昨年はやはり初年度オーナー爆発のジンクス通り、林オーナーがダービー馬タニノギムレットを輩出し、他にも重賞ホースを多数抱えるという大爆発ぶりをみせた。今年もこの二人の新たなオーナーのどちらかが爆発する可能性は十分ある。但し昨年と違う点「一次ドラフトに参加できなかった」ことがどう影響するかが微妙なところ。

 

◆◇◆ POCドラフト2002開催  ◆◇◆

-2002/07/19-

今年で8回を数えるPOCドラフトが、17日梅田で開催された。これまで指名の重複は少なかったPOCだが、今年は例年にない大激突で、いきなり1位指名でダンシングオンとブラックカフェがそれぞれ2人のオーナーに指名された。ダンシングオンが田坂オーナーと北村オーナー、ブラックカフェが空耳オーナーとmakiオーナーで、それぞれ田坂オーナーが6900Pでダンシングオン、空耳オーナーが4400Pでブラックカフェを獲得。これまでの最高落札ポイント3600P(白垣オーナー/ビワタケヒデ)を大きく上回る落札ポイントとなった。その外れ1位指名は、北村オーナーが評判馬キーファクター、makiオーナーが3年連続指名となるスターバレリーナの00。ぷうオーナーは初年度に獲得して大活躍した名牝エアグルーヴの仔、林オーナーも昨年獲得した今年のダービー馬タニノギムレットの弟をそれぞれ指名。メンバーそれぞれの想いが交錯するドラフトが幕を開けた。その後も評判馬が次々と消えていくという、これも例年にない気配を示しながらドラフトは続き、大変な盛り上がりをみせて3時間にわたる大激闘は終わった。
それにしてもこれだけ評判馬が各オーナーの手元に収められてしまうと、この中にGI馬がいない可能性は極めて低いと思われる。今年はドラフト馬の中にGI馬がいるかどうかではなく、GI馬が何頭いるかが問題かもしれない。この登録馬を見る限り、これからかなりの盛り上がりを見せるだろうが、来年負け組に入ってしまうと、相当な痛手が予測されるがどうだろうか。いずれにしても楽しみな1年が始まる。

 

◆◇◆ ローエングリン この時期にして宝塚記念3着  ◆◇◆

-2002/06/27-

林オーナーのローエングリンが、前走の駒草賞を圧勝した後、宝塚記念に出走を表明。レースは最後に差されて3着となったものの、逃げ切りかと思わせるほどの好内容。力のあるところを見せつけた。期待馬の宝庫、林オーナーの中にあって、ダービー馬タニノギムレットをも脅かす存在となってきた。

 

◆◇◆ 北村オーナーの代表馬チアズシュタルク骨折  ◆◇◆

-2002/06/01-

北村オーナーの大黒柱、重賞2勝のチアズシュタルクが、骨折により戦線離脱。ダービーのレース中の骨折ではないかと見られている。しかし同オーナーはコンスタントに勝利を重ねており、4頭も抱えている2勝馬の中から頼れる2番手が伸びてくることが期待される。

 

◆◇◆ タニノギムレットPOC史上2頭目 ダービー制覇  ◆◇◆

-2002/06/01-

林オーナーの代表馬で今年のリーディングホーストップを走っていたタニノギムレットが、makiオーナーのアドマイヤベガ以来POC史上2頭目となるダービー制覇を果たした。同馬は、皐月賞、NHKマイルカップ1番人気と能力は誰もが認めるところだったが、どちらもレース中の不利もあり3着だったため、ここでようやく実力ナンバー1であることが証明できた。この勝利で、今年度のリーディングホース、リーディングオーナー争い共に他を大きく突き放し、通算リーディングオーナー争いでは早くも鈴田オーナーを抜き5位へ。タニノギムレットはPOC歴代リーディングホースでも8位まで急上昇。さらにこの秋は、菊花賞もしくは天皇賞からジャパンカップ−有馬記念というプラン、もしくは菊花賞トライアルから天皇賞−ジャパンカップというプランなど、様々なプランが検討されているという。昨年怪物クロフネが去ったところで、POCに再び怪物が現れた。

 

◆◇◆ ローエングリン 残念ダービー駒草賞完勝  ◆◇◆

-2002/06/01-

ダービー除外の憂き目に遭った林オーナーのローエングリンが駒草賞に出走し、出遅れながらも能力の違いを見せつけて完勝。結果としてダービー除外が大きく悔やまれる一戦ではあったが、陣営は宝塚記念出走を宣言。重賞ホースがひしめく林オーナーの中で、さらにもう一頭そこに割って入れるだけの能力を持った馬が現れた。林オーナーはこの週アンフィトリオンも2勝目を挙げ、凄まじい勢いはまだ続く様相。

 

◆◇◆ POC馬同一レース最多出走記録再び ◆◇◆

-2002/04/17-

フジテレビ賞スプリングSで、同一レースPOC馬5頭出走の記録が誕生したばかりだったが、GI皐月賞でも再びタイ記録達成。出走した馬は、林オーナーのタニノギムレット(3着)、鈴田オーナーのダイタクフラッグ(4着)、makiオーナーのアドマイヤドン(7着)、北村オーナーのチアズシュタルク(12着)、空耳オーナーのマイネルリバティー(17着)。今年の3歳世代は2勝以上をあげる活躍馬が多く、1レースに多数のPOC馬達が出走することも珍しくなくなってきた。

 

◆◇◆ またもや林オーナー不運 アドマイヤマックス骨折!! ◆◇◆

-2002/03/29-

骨折でヤマニンセラフィムが戦線離脱したばかりの林オーナーから、またもや有力馬アドマイヤマックスの骨折が判明。例年、この時期になると有力馬の故障の話題が後を絶たないが、今年も有力馬の戦線離脱が続く。林オーナーの最有力馬、皐月賞1番人気と目されるタニノギムレットが残ったのがせめてもの救いか。それにしてもこの時期に重賞ホース2頭を失った衝撃は計り知れない。が、それでもまだ1頭残っているところが、林オーナーの恐るべき層の厚さを物語っている。

 

◆◇◆ チアズシュタルクも重賞連勝で皐月へ ◆◇◆

-2002/03/28-

林オーナーのタニノギムレットが重賞3連勝を達成したかと思えば、今度は北村オーナーのチアズシュタルクも毎日杯で重賞連勝を果たした。同馬は勝ちっぷりの派手さはないが、デビューからの成長力に目を見張るものがある。そして同レースの2着には鈴田オーナーのダイタクフラッグが入り、POC馬ワンツーを決めた。次は本番、皐月賞にPOC馬達が集結する。

 

◆◇◆ タニノギムレットさらに躍進 ◆◇◆

-2002/03/21-

林オーナーのタニノギムレットが、フジテレビ賞スプリングSで重賞3連勝を達成。これで皐月賞1番人気の可能性も高まってきた。また、この勝利により早くも現役リーディングでmakiオーナーのエアエミネムに迫る3位、歴代リーディングでも14位まで急浮上。今年もすごい馬が現れた。

 

◆◇◆ POC馬同一レース最多出走記録更新 ◆◇◆

-2002/03/21-

フジテレビ賞スプリングSで、POC馬5頭が出走。これまで同一レースに4頭のPOC馬の出走は、GIも含めて何度かあったが、5頭の出走は初めて。出走した馬は、林オーナーのタニノギムレット(1着)とローエングリン(6着)、空耳オーナーのマイネルリバティー(8着)とボールドブライアン(13着)、北村オーナーのセピアメモリー(16着)。

 

◆◇◆ 空耳オーナーPOC通算100勝達成 ◆◇◆

-2002/03/21-

通算リーディングオーナートップを走る空耳オーナーが、3月10日のマイネルリバティーの勝利により、POC通算100勝を達成した。1995年6月から7年目での達成となった。

 

◆◇◆ ヤマニンセラフィム骨折!! クラシックを目前にして早くも脱落 ◆◇◆

-2002/03/05-

ローマンエンパイアと同着で重賞制覇を果たしたヤマニンセラフィムが、弥生賞へ出走した。結果は不可解な6着敗退となったが、レース後に同馬の骨折が判明。ここにきてクラシック上位と見られる馬が調子を崩すニュースが続いていたが、それらはトライアルを使えないか、皐月賞パスという比較的軽度のもの。しかし同馬は骨折のため全治までは半年以上と思われ、クラシック戦線からは完全に脱落。それでもタニノギムレット、アドマイヤマックスを擁する林オーナーの牙城は揺るがないが、やはり重賞ウィナーの戦線離脱は痛い。血統的にも、このまま引退の可能性も否定できないか。

 

◆◇◆ タニノギムレット重賞2勝目 アドマイヤドンを抜いて世代トップへ ◆◇◆

-2002/02/28-

前走のシンザン記念で初重賞勝ちを飾ったタニノギムレットが、重賞連勝でアーリントンカップを制覇。この勝利で、makiオーナーのGIホース、アドマイヤドンを抜いて3歳世代トップの座へ。破竹の勢いで勝ち続ける林オーナーも、リーディングオーナー争いで2位以下を大きく突き放す。それにしても、このレース後の武豊が同馬を絶賛するコメントがすごかった。フランス遠征中でもモノポライザーが出走するレースには日本に乗りに帰って来るとまで言っていたのに、今はどちらに乗るか迷っているという。不幸にも武騎手は翌日に大怪我を負って春は乗れなくなってしまったが、父ブライアンズタイムという血統的背景からも、将来性を考えると恐ろしいものがある。しかし今この馬に付け入る隙があるとすれば、距離不安が囁(ささや)かれる中で、適性のないクラシックのレースに無理使いされることか。それも走ってみないことにはわからないし、能力の高さでこなす可能性もあるが、果たして。

 

◆◇◆ 北村オーナー初重賞制覇
    チアズシュタルク共同通信杯完勝 ◆◇◆

-2002/02/04-

POC最強世代へ向けて着々と勝ち星を重ねつづける現3歳世代の中から、また1頭重賞ホースが誕生した。共同通信杯に出走したチアズシュタルクが、1番人気に応えて完勝と言える内容での勝利。これで北村オーナーも林オーナーに続いて初重賞制覇を果たした。
95年の2歳(当時の3歳)馬は、G3−2勝、G1−1勝、2001年の2歳馬は、G3−1勝、G1−1勝。明け3歳で、96年のきさらぎ賞まででG3−3勝、そして今年もこれでG3−3勝となった。当時はこの後弥生賞を勝つ馬も現れ、さらにスプリングS、牝馬ではチューリップ賞を制覇、皐月賞は2着馬が出る。さらにダービー2着馬が出て、重賞はさらに3勝を追加、そしてG1はオークス、菊花賞、天皇賞(秋)を制するという史上空前の世代となっていった。果たして今年は..

 

◆◇◆ 連日の重賞制覇! タニノギムレットシンザン記念制覇 ◆◇◆

-2002/01/15-

ヤマニンセラフィムが同着で初重賞制覇を飾った翌日、同じ林オーナーのタニノギムレットがシンザン記念で抜けた1番人気に支持された。同馬は前走未勝利戦ながらも強い競馬で圧勝したことが評価されたようだ。またこのレースには鈴田オーナーのスターエルドラードが2番人気、北村オーナーのチアズシュタルクが4番人気で出走しており、POC馬で上位人気を独占。レースはその人気どおり、1番人気のタニノギムレットが1着、4番人気のチアズシュタルクが2着に入り、POC馬のワンツー。これで林オーナーは2日連続の重賞制覇。2002年度POCを最高の形でスタートを切ることができた。昨年末から波に乗っていた林オーナーは今年に入って大爆発。まだこれにアドマイヤマックスがいる。この勢いは早くもリーディングオーナーの可能性を匂わせる。

 

◆◇◆ ヤマニンセラフィム
    今年度POC馬初勝利を重賞制覇で飾る
 ◆◇◆

-2002/01/15-

大外をぶん回す豪快な勝ちっぷりで無傷の2連勝で臨むローマンエンパイアと、同じく無傷の2連勝で臨む超良血林オーナーのヤマニンセラフィムが京成杯で激突。先に抜け出したヤマニンセラフィムと、やはり後方から追い上げてくるローマンエンパイア。結果はPOC史上2度目の同着。無敗馬対決は、さらに2頭の連勝記録を伸ばす結果となった。林オーナーは、今年度POC馬初勝利を重賞制覇で飾った。ちなみにPOC初の同着は、1999年2月28日中京での未勝利戦で、makiオーナーのハヴアトライが記録している。

 

◆◇◆ 2002年度POC展望 ◆◇◆

-2001/12/25-

空耳オーナー

2000年に続き、連覇を果たした空耳オーナー。2001年は、7歳と高齢となったステイゴールドの想像以上の活躍が大きかった。しかしその偉大なる主軸は予定通り引退。それでも層の厚い布陣で、マイルチャンピオンシップ3着で本格化なったタイキトレジャーが2002年の同オーナーの核となる。他にも条件クラスながらも能力はオープン級のダイタクバートラム、デビュー戦をモノの違いを見せて勝ち上がったマル外ファインモーションの成長により、95〜97年に成し遂げた3連覇も見えてくる。

makiオーナー

2001年は、春後半のエアエミネムの大きな成長、3年連続でベガの仔の重賞制覇となったアドマイヤドンと、1頭に頼らない安定した布陣を築き上げた。2002年も層の厚さでは他オーナーの追随を許さず、重賞勝ちのあるアドヤイヤボス、オープン馬トレジャー、底を見せていないスパルタクスと、代表格2頭をバックアップする。 しかし何よりも大物の風格を見せるエアエミネムと、2歳で早くもG1制覇を果たしたアドマイヤドンの存在は大きい。

鈴田オーナー

2001年はクロフネがG1を2勝しながらもリーディングオーナー3位と、例年にないハイレベルな争いに巻き込まれてしまった。そして2002年、もはや日本の歴史的名馬の地位に上りつつあるクロフネが、他オーナーの脅威の的になるはずだった。しかし、まさに急転直下、クロフネ右前浅屈ケン炎の報。これですべてが狂ってしまった。それでも2歳には重賞で2着したスターエルドラードがいる。他にも2歳の評判馬がデビューを控えている。が、やはり何よりもクロフネ故障の衝撃が大きすぎる。

林オーナー

残念ながらラジオたんぱ杯2歳S制覇ならなかったアドマイヤマックスだが、依然として世代トップクラスの評価は揺らがない。さらに2戦2勝で底を見せていないヤマニンセラフィムも控え、タニノギムレットも強い勝ちっぷりで未勝利脱出と、楽しみな馬が続出。2年目にしてリーディングオーナーの可能性も。過去には99年にmakiオーナーが2年目でリーディングオーナーに輝き、2001年には同じく2年目の鈴田オーナーがリーディングオーナー争いを盛り上げた例もあり、ひょっとするかも。

北村オーナー

2001年新規参入オーナーの中で最も勝ち鞍が多かった。現時点で7頭が勝ち上がっているという脅威の成績を誇り、2歳馬の層の厚さは目を見張るものがあった。2002年は、2勝を挙げているダイワファルコンとセピアメモリー、素質馬チアズシュタルクが当面の主軸となる。まずは重賞制覇を狙っていく。

山田オーナー

2001年は大苦戦の年となった。オーナーの代表格トウショウアンドレの活躍がなく、新興勢力の台頭もない現状で、2002年も引き続き相当の苦戦が予想される。しかし初年度はそんな中からメジロブライトが開花した。一発が出れば。

ぷうオーナー

2001年、これほどまでに苦戦するとは想像もできなかった。その1年前に勝ちまくった2歳勢は静まり返り、ただ1頭シャワーパーティーだけが年末に勝利を挙げたのみ。2002年はエアギャングスターの早期の復活とシャワーパーティーの本格化が望まれる。しかし2歳には大物ファビラスキャットも控えており、2002年は巻き返しの年となる。

田坂オーナー

2001年はあまりに登録頭数が少なすぎた。しかしその分2002年の新2歳世代で大きな巻き返しの可能性を秘める。今はリゼルヴァとリミットレスビッドを軸として耐えるとき。しかし当面の問題は、オーナーの多忙さかもしれない。