ピ ッ ク 

 

◆◇◆ 2006年POC年度代表馬2年連続ディープインパクト ◆◇◆

-2006/12/28-

2006年度のPOC年度代表馬は、圧倒的な戦績でディープインパクトが2年連続の受賞。昨年更新した年間POCポイントを、大きく上回る結果となった。最多勝馬にも昨年の6勝での受賞に続き、2年連続となる5勝、他に最優秀古馬にも輝いている。また、2年連続での年度代表馬は、2000年、2001年の空耳オーナーのステイゴールド以来2度目。2年連続最多勝馬は、1996年、1997年の宮下オーナーのバトルライン(ともに4勝)、1999年、2000年の空耳オーナーのタイキトレジャー(ともに3勝)に続く3度目。
最優秀3歳馬には、土壇場で空耳オーナーのアドマイヤメインを抜き去った千葉オーナーのアドマイヤキッスが輝いた。なんとこれがPOC初の牝馬の最優秀3歳馬となった。最優秀古馬に輝いた馬はこれまでにもいたが(エアグルーヴ[ぷう]、アドマイヤグルーヴ[ぷう])、いずれも3歳時は牡馬に及ばなかった。
最優秀2歳馬には、早くから林オーナーのオースミダイドウで間違いないとの声が高かったが、こちらも最終週の大逆転劇で高畠オーナーのフサイチホウオーが戴冠。高畠オーナー初の受賞馬となった。
最優秀オーナーには昨年に続き空耳オーナー、最多勝オーナーにも3年連続で空耳オーナーが受賞。ディープインパクト以外にもアドマイヤメイン、フサイチリシャール、エアシェイディと多くの活躍馬を出し、もはや手のつけられない1年だった。

 

◆◇◆ やはり最後まで強かった
    ディープインパクト有馬記念勝利 GI7勝を勲章に引退 
◆◇◆

-2006/12/26-

不世出の名馬にまで上りつめていく空耳オーナーのディープインパクトが、引退レースとなる有馬記念も見事な末脚で完勝。あっさりとGI7勝を達成。POCに数々の不滅の記録を残してターフを去る。オーナー記録のほうも、昨年に続いて年間GI4勝タイで、最多POCポイントは、昨年打ち立てられた同オーナーの記録を1万6千ポイント以上上回る54000Pの大記録。オーナーは偉大な大黒柱を失うことになるが、最後まで立派に走りきっての引退だけに、喜んで送り出せるだろう

 

◆◇◆ POC2歳ナンバーワンへ
    フサイチホウオー 無傷の3連勝で重賞連勝 
◆◇◆

-2006/12/26-

POCオーナー4人の馬が激突するという、稀に見るエキサイティングな今年のラジオNIKKEI杯2歳S。来年のクラシックを占う意味でも非常に重要なレース。1番人気は前走東スポ杯を勝って無傷の3連勝を狙う高畠オーナーのフサイチホウオー。3番人気に前走の新馬戦を圧勝した林オーナーのヴィクトリー。4番人気がこちらも無傷の連勝中の空耳オーナーのアサクサキングス。5番人気は前々走の未勝利戦の勝ちっぷりが鮮やかだった田坂オーナーのローズプレステージ。4頭が出走してすべて5番人気以内に入るという大混戦。結果は人気どおり高畠オーナーのフサイチホウオーが勝ち、重賞連勝で無傷の3連勝を飾った。この勝利で同馬は林オーナーのオースミダイドウを抜いて2歳リーディングトップに立った。2着にはその林オーナーのヴィクトリーが入り、層の厚さを見せつける。まずはフサイチホウオーが一歩抜け出す形で、来年のクラシック戦線が幕を開ける。

 

◆◇◆ フサイチリシャール 試行錯誤の末1年ぶりの美酒 ◆◇◆

-2006/12/19-

中距離、ダートとなんとか勝ち味を思い出させようと試行錯誤の1年を送ってきた空耳オーナーのフサイチリシャールが、昨年のGI朝日杯FS以来1年ぶりとなるGII阪神カップで見事に勝利。勝利の答は芝の短距離にあった。ディープのいない来年の同オーナーにとって、頼もしい馬の復活となった。

 

◆◇◆ 牝馬三冠全レース1番人気はダテじゃない
    アドマイヤキッス GIII愛知杯を楽々クリア
 
◆◇◆

-2006/12/19-

3歳牝馬三冠全レースで1番人気に支持された千葉オーナーのアドマイヤキッスが、中京のGIII愛知杯に出走。格の違いを見せつける完勝で、重賞3勝目をゲット。来年こそは悲願のGIタイトルをモノにする。

 

◆◇◆ ディープ不安を払拭 世代交代はさせない
    ジャパンカップ勝利で最強馬健在をアピール 
◆◇◆

-2006/11/28-

前走の凱旋門賞で失格となってしまったディープインパクトが、ジャパンカップに復権を賭けての出走。これまでのレース同様にダントツの1番人気に支持され、その期待に応えて見事に勝利を飾った。これでGI6勝目。一勝するたびに自己記録を更新するディープは、今回も最多POCポイント、最多勝利、最多GI勝利、最多JRAGI勝利、最多重賞勝利の各POC記録を更新。空耳オーナーも、昨年記録した年間最多POCポイントを更新。同じ日にエアシェイディも勝利を挙げて、今月だけで5勝と、一気に年間最多勝記録まで狙える位置にきた。
ディープの雄姿を見られるのは有馬記念が最後。再びPOC記録大更新となるのか。

 

◆◇◆ 高畠オーナーに大きな光
    
フサイチホウオー東スポ杯2歳S勝利 
◆◇◆

-2006/11/20-

高畠オーナーのフサイチホウオーとヴェルトマイスターが、東スポ杯2歳Sに出走。それぞれ1番人気と3番人気に支持され、結果はフサイチホウオーが1/2馬身差で勝利。オーナーとしては、ビッグプラネット以来2頭目の重賞勝利馬となった。同馬はPOC2歳馬ランキングでも2位に浮上し、一頭抜けていた林オーナーのオースミダイドウに迫る。次走はラジオNIKKEI杯2歳Sが有力で、連勝するようならクラシック戦線の主役にまで駆け上がることになる。

 

◆◇◆ 千葉オーナー2歳馬も加速
    オープン特別いちょうSで早くもワンツー
 
◆◇◆

-2006/10/23-

千葉オーナーのデビュー勝ちを収めた期待馬ニ騎マイネルシーガルとエイシンイチモンジがオープン特別いちょうSで激突し、見事にワンツーフィニッシュを決めた。3歳馬にも強力な布陣を敷く同オーナーが2歳勢でも本領発揮。独走態勢に入ろうとするオースミダイドウ擁する林オーナーを追撃する。

 

◆◇◆ 2歳王者当確か
    オースミダイドウ無敗の3連勝でGIIゲット
 
◆◇◆

-2006/10/17-

世代ナンバーワンと噂される林オーナーのオースミダイドウが、GIIデイリー杯2歳ステークスに出走。将来を見据えた控える競馬を敢行し、見事に差し切り勝ちを決めた。世代トップをアピールする大きな重賞制覇で、朝日杯に当確ランプが灯るのも時間の問題か。

 

◆◇◆ ディープインパクト二度目の敗戦 凱旋門賞3着 ◆◇◆

-2006/10/03-

欧州馬以外の凱旋門賞制覇という史上初の快挙を目指して、空耳オーナーのディープインパクトが出陣。内枠に入ったディープは、スローな展開を前に付ける競馬。何も不利はなかったが、最後は軽量の3歳馬2頭に差しきられての3着に終わった。
しかしこの敗戦により、来年の現役続行の可能性が高まってきた。次走の有馬記念が、ディープ自身と空耳オーナーの来年を占う重要なレースになる。
この日の国内のレースでは、空耳オーナーのクーヴェルチュールが1位入線しながらも降着。他にも、先々週オープン馬3騎が出走しながらもノーポイントなど、空耳オーナーの歯車に狂いが見え始めてきた。秋のGI戦線で再び勢いを取り戻せるか。

 

◆◇◆ リンカーンの引退で悲嘆にくれた千葉オーナー進撃開始
    アドマイヤキッスとシェルズレイが二度目の重賞ワンツー!
 
◆◇◆

-2006/09/19-

大黒柱リンカーンの屈腱炎に泣いた千葉オーナーの新たな柱アドマイヤキッスが、秋華賞トライアルのローズステークスで重賞2勝目をゲット。しかも快調な逃げで粘った千葉オーナーのシェルズレイが2着に入り、春のチューリップ賞以来2度目の重賞ワンツーを決める快挙。3着は4馬身離れており、本番もこの組合せで決まる可能性は十分ある。さらにこの日は同じく千葉オーナーのエイシンイチモンジもデビュー勝ちを決め、進撃開始の狼煙を上げた。

 

◆◇◆ クーヴェルチュール世代2勝目1番乗り
    オースミダイドウ世代初オープン特別勝ち 
 
◆◇◆

-2006/09/19-

今年の2歳世代初勝利を挙げた空耳オーナーのクーヴェルチュールが、世代初の2勝目もゲット。通算成績を3戦2勝とした。しかしその翌日には、クーヴェルチュールと同じ日に1勝目を挙げた林オーナーの大器オースミダイドウが、野路菊ステークスを勝利。無敗で2歳リーディングトップに立った。即戦力組の力はまだまだ健在だ。

 

◆◇◆ 真夏の珍事 月間ポイント該当馬なし ◆◇◆

-2006/08/29-

POC8月度の集計時、ポイント該当馬なしという珍しい事態が発生。過去にそのような記憶もなく調べてみたところ、なんとPOC設立3ヶ月目にあたる1995年8月以来3度目という珍事。つまり1995年9月以降10年以上にわたって、毎月ポイント該当馬がいたことになり、その継続記録が途絶えたということでもある。1度目は設立月である6月。設立当初は当然ながら2歳馬しかおらず、当然起こりうることではあった。今回のこの珍事発生の背景には、近年の早期入れ替えブームによる2歳馬大量登録がある。決して古馬が不調なわけではないが、実績の出ない馬を早々と切る傾向が強まったことによる影響と言えるだろう。

 

◆◇◆ ディープインパクト 雨も克服してまさに死角なし
    GI5冠達成でいざ凱旋門賞へ         
 
◆◇◆

-2006/06/27-

ディープインパクトが、雨中決戦となった宝塚記念でも普段どおりの鋭い脚で圧勝。もはやこの馬に死角は存在しない。この勝利を受けて、凱旋門賞のブックメーカーのオッズも7倍から6倍へと変更された。
また、POCでは記録ラッシュとなり、自ら持つ最多POCポイントを更新し、最多勝利(10勝)、最多GI勝利(5勝)、最多重賞勝利(8勝)と、それぞれタイ記録から抜け出し、単独記録とした。
しかし勝てば勝つほど来年走る意義を失うことになり、凱旋門賞を勝つような快挙が達成されれば、年内引退もあるのではないか。

 

◆◇◆ 早くもPOC2歳馬勝ち上がり
    POC2歳世代初勝利 空耳オーナー・クーヴェルチュール
    大物感溢れる圧勝 林オーナー・オースミダイドウ
     
◆◇◆

-2006/06/19-

早くもPOC2歳勢が立て続けにデビュー。日曜の新馬戦3場それぞれに1頭ずつ、どれもが1番人気での出走となった。まずは函館デビューの空耳オーナー・コンゴウダイオーがレースの時間差でデビュー第1号。圧倒的な1番人気に支持されたが、結果は3着。POC世代初出走初勝利はならなかった。しかし続く福島で同じく空耳オーナーのクーヴェルチュールが出走し、見事にPOC2歳世代初勝利を飾った。さらに10分後の京都では、林オーナーのオースミダイドウが出走し、2着に5馬身差をつける圧勝。POC世代初勝利はわずかな差で逃したが、早くも来年のクラシックでの活躍を予感させる走り。まずは林オーナーがPOC2歳世代をリードする。

 

◆◇◆ POCドラフト2006開催 ◆◇◆

-2006/06/16-

オーナー全員参加によるPOCドラフト2006が、梅田の『かに道楽』で開催された。1995年のPOC立ち上げ後初めてとなるサンデーサイレンスのいないドラフト。いったいどの種牡馬が人気となるのか。
1995年、POC初年度と同時にサンデー初年度となるドラフトでも、やはりサンデーが1番人気で、2位のヘクタープロテクターの7頭指名を倍近く上回る13頭が指名された。3位がアンバーシャダイとサクラユタカオーの2頭なので、サンデーとヘクターに人気が集中したドラフトだった。その翌年はトニービンが6頭指名で、5頭の指名に終わったサンデーを上回って1番人気。POCで唯一サンデーが1番人気を逃したドラフトとなった。
その後9年連続指名頭数1位となったサンデーがいなくなり、今年ドラフト指名頭数1位を勝ち取ったのは、7頭の指名を受けたスペシャルウィーク。2位には1頭差の6頭の指名を受けたダンスインザダークが入り、3位がさらに1頭差で5頭の指名を受けたアグネスタキオンとマンハッタンカフェ。結局上位4頭すべてサンデー系という、改めてサンデーサイレンスの影響力を見せつけるドラフトとなった。
厩舎では、4頭の指名を受けた2位の池江泰郎を大きく上回る7頭の指名を集めた松田国英が1番人気となった

 

◆◇◆ 空耳オーナー ダービー連覇ならずも2年連続連対
    アドマイヤメイン ダービー2着で世代トップクラスへ
 
◆◇◆

-2006/05/31-

圧倒的な戦力を駆使してリーディングを争う空耳オーナーと千葉オーナー。ロジックのGI勝利で迫られたら、二の矢で再び突き放す。空耳オーナーのドラ1アドマイヤメインが、ダービー2着。昨年のディープインパクトからの連覇はならなかったが、それでも2年連続ダービー連対のPOC記録。
2歳王者リシャールの下降に合わせて上昇してきたアドマイヤメイン。まさに隙のない見事な連携。ダービー2着馬が将来大成するというジンクスもあり、この秋から来年にかけて、競馬界の主役級にまで上り詰める可能性を秘める

 

◆◇◆ ロジックNHKマイルカップ制覇!
    千葉オーナー再びリーディングオーナートップに迫る
 
◆◇◆

-2006/05/08-

桜花賞、皐月賞、天皇賞と、有力馬を次々とGIに送り込む今年度のPOCから、NHKマイルカップにも2頭の有力馬が出走。空耳オーナーのフサイチリシャールが1番人気、千葉オーナーのロジックが3番人気。しかし1番人気のフサイチリシャールは6着に終わり、千葉オーナーのドラフト2位ロジックが勝利。千葉オーナーは桜花賞をアドマイヤキッスで2着、天皇賞をリンカーンで2着しており、今年の春のGI3度目の連対。それがすべて異なる馬なのだから、層の厚さではリーディングトップの空耳オーナーをも凌ぐ。
そのリーディングオーナー争いも再びトップに500P差と肉薄。この後は、オークスにアドマイヤキッスとシェルズレイ、ダービーにロジックとマイネルアラバンサ、宝塚記念にリンカーンと、まさに畳み掛けるような布陣。空耳オーナーも、ダービーにアドマイヤメインとフサイチリシャール、宝塚記念に出否は未定ながらもディープインパクトで対抗する。今年の春は、POC史上空前の大戦が繰り広げられる。

 

◆◇◆ ディープ4冠達成 天皇賞も危なげなく完勝
    国内唯一の敵ハーツクライとの再戦は海外で
 
◆◇◆

-2006/05/01-

青葉賞で勢いをつけた翌日、空耳オーナーの大黒柱ディープインパクトが単勝1.1倍の堂々の1番人気に押されて天皇賞へ出走。ここでもスタートの難は見せて出遅れたものの余裕の追走。3コーナーに入ったあたりから早めのスパートをかけ、4コーナーでは早くも先頭に立ってそのまま独走態勢に入ってゴール。まさに他馬の付け入る隙を与えない見事なまでの完勝で、従来のレコードを1秒も縮める世界レコード。ハーツクライ以外にはもはやまったく歯が立たない。そのハーツクライとの再戦は、海外のGIが有力。
これで空耳オーナーのステイゴールドが持っていた最多POCポイント記録を更新、50戦のステイゴールドに対してわずか10戦で歴代POCリーディング1位。さらに最多勝利タイ、最多GI勝利タイ、最多重賞勝利タイとあらゆる記録に名を連ねる記録的な勝利となった。

 

◆◇◆ 空耳オーナーからまたクラシック有力馬誕生
    アドマイヤメイン ダービートライアル青葉賞圧勝
 
◆◇◆

-2006/05/01-

2歳王者フサイチリシャールを擁する空耳オーナーから、もう一頭クラシック候補が誕生した。前走で重賞初制覇を果たしたアドマイヤメインが、ダービートライアルの青葉賞も逃げ切って4馬身差の圧勝。マイルで本領発揮が期待されるフサイチリシャールよりも、ダービーはこちらのほうが人気になりそうだ。空耳オーナーはドラ1、ドラ2で3歳GI戦線を席捲する。また、白熱するリーディングオーナー争いも再び千葉オーナーを抜いて空耳オーナーがトップに立った。しかし千葉オーナーもしっかりマイネルアラバンサで2着を確保して、やすやすとは突き放されない。熾烈なリーディングオーナー争いはまだ続く。

 

◆◇◆ 熾烈なトップ争い 逆転千葉オーナー
    アドマイヤキッス執念の桜花賞2着 
 
◆◇◆

-2006/04/11-

千葉オーナーのアドマイヤキッスが、クラシック第一弾桜花賞に出走し、1番人気に支持された。ここには前走のチューリップ賞でアドマイヤキッスとのワンツーを決めた、同オーナーのシェルズレイも出走。結果はアドマイヤキッスが2着。1番人気での2着はもったいなかったが、しっかりとポイントを獲得し、オーナーリーディングで空耳オーナーを抜いて堂々のトップに立った。シェルズレイも5着をキープし、再びオークスでのワンツーが期待される。
土曜日には、こちらも同じく千葉オーナーのロジックがGIIニュージーランドTに出走していたが、終い伸びはしたものの惜しくも3着。同馬もGINHKマイルCを十分射程圏内に捕えている。まだまだ千葉オーナーの大攻勢は続きそうだ。

 

◆◇◆ アドマイヤメインGIII毎日杯奪取
    リシャールに続いてクラシックへ名乗り
 
◆◇◆

-2006/03/31-

ディープの始動、リシャールの連戦で今年も派手に動き始めた空耳オーナーのドラ1アドマイヤメインが、8戦目にして重賞初制覇を達成。前走の逃げ切り圧勝はやはり本物だった。空耳オーナーはドラ1、ドラ2が共にクラシックで有力馬となる、去年に続いての当たり年。押せ々々のリシャールとは対照的に、使い詰めを嫌って皐月賞回避の可能性もある。いずれにしても、空耳陣営の強力な布陣はさらに厚みを増していく。

 

◆◇◆ 古馬頂点へ リンカーン日経賞完勝 ◆◇◆

-2006/03/31-

古馬ナンバーワンを目指すリンカーンがGII日経賞を文句なしの完勝。天皇賞で悲願のGI制覇が手に届くところまで再び上ってきた。問題は空耳オーナーのディープインパクトをいかに倒すかだけ。
千葉オーナーはこれで今月GII1勝、GIIIワンツーという大躍進を見せ、5分後に逆転されはしたがオーナーリーディングトップの座も味わった。戦国POCはさらに加速する。

 

◆◇◆ 三冠馬始動戦 ディープ阪神大章典圧勝
    空耳オーナー リーディングトップへジャンプアップ
 
◆◇◆

-2006/03/21-

昨年の三冠馬ディープインパクトが阪神大章典で始動。追い切りに不安説が囁かれることもあったが、蓋を開けてみれば単勝1.1倍の圧倒的な支持を受けた。レースは道中ややかかるしぐさを見せながらもなんとか抑え、3、4コーナーで一気に先頭に襲い掛かるとそのまま突き放しての圧勝。やはりここでは役者が違う。この勢いで本番の天皇賞も勝てば、POC歴代リーディング、最多POCポイント共に1位となり、最多勝利、最多GI勝利、最多重賞勝利でもトップタイとなる。
この日、東でも空耳オーナーのフサイチリシャールがスプリングSを2着し、今年のリーディング4位とエンジンのかからなかった空耳オーナーも、これで一気にトップに躍り出た。今週は毎日杯に前走9馬身差で圧勝したアドマイヤメインも出走予定で、空耳オーナーの大攻勢が始まろうとしている。

 

◆◇◆ いきなりエンジン全開 千葉オーナー
    桜花賞トライアルチューリップ賞ワンツー
 
◆◇◆

-2006/03/09-

ロジック、マイネルアラバンサと、オープンレースで好成績を挙げエンジンのかかってきた千葉オーナー。本番さながらのメンバーが揃った桜花賞トライアルチューリップ賞に2頭出しをかけて、なんとワンツーを決めた。勝ったアドマイヤキッスは、未勝利戦を圧勝して以来ちょうど半年ぶりの出走。上積みが最も大きいであろう馬の勝利で、本番もほぼ決まったかの気配さえ漂わせる。そして2着のシェルズレイも叩き上げでここまできた。今年絶好調のクロフネ産駒ということもあり、こちらも本番はさらにおもしろい存在になることは間違いない。
オーナーもこれで一気に田坂オーナーに迫る2位に浮上。牝馬戦線で主役を張るであろうこの2騎と、牡馬クラシックにマイネルアラバンサ、そしてマイル路線にロジックと隙のない布陣が完成。それに加えて日経賞ではリンカーンも始動する。今年のPOCは大戦国時代の様相を呈してきた。

 

◆◇◆ ナイアガラ3連勝で一気にオープン勝ち
    
田坂オーナー2ヶ月で7勝の驚異的勝利 
◆◇◆

-2006/02/28-

田坂オーナーのナイアガラが、今年に入って3連勝ですみれステークスを制した。勝った前2走はダートでのもので、不良馬場とはいえ芝での1勝は大きい。これで堂々クラシックロードへ。
田坂オーナーはこの勝利で、2月末時点にしてなんと7勝。単純計算で年間42勝ペース。今までの年間最多勝は、2002年に林オーナー、2003年に千葉オーナーが記録した22勝。既にその3分の1の勝利を挙げている。このペースを維持することはできないとしても、大きく記録を更新するチャンスの年。当面、掲示板やメールでの田坂節が炸裂しそうだ。

 

◆◇◆ 次元が違うフラムドパシオン ヒヤシンスS圧勝 ◆◇◆

-2006/02/21-

ダート王決定戦フェブラリーSが行われた東京競馬場で、もう一頭未来のダート王が異次元の走りを見せつけた。
ヒヤシンスSに出走した林オーナーのフラムドパシオンが、単勝1.1倍の圧倒的な支持に応えて完勝。直線で前を4頭に塞がれる不利を受けるも、まったく気にせぬ素振りでゆっくりと外へ持ち出すと、軽く仕掛けただけであっさりと突き放して完勝。この馬の出走すべきはまさに今日のメインレースだったのかもしれない。これから林オーナーの希望の星として、ドバイへ大きく羽ばたいていく。今年もまたとんでもない馬が現れた。

 

◆◇◆ 田坂オーナー 史上空前の勝ち星ラッシュ ◆◇◆

-2006/02/09-

今年初頭から見事なスタートダッシュを決めた田坂オーナー。その勢いはとどまるところを知らず、先週はナイアガラとキャプテンベガがそれぞれ今年2勝目を挙げ、田坂オーナーの今年の勝利数は早くも6。下級条件馬の出走が相次ぐと勝ち星は伸びるものだが、一通り勝ち上がった後は落ち着いてしまうもの。しかし田坂オーナーにまだその気配はなく、今週もフサイチアウステルがGIIIダイヤモンドSに有力馬の一頭として出走を予定しており、さらに大きな一勝を上積みしそうな気配。サムライハートもオーナーのエースの地位を奪うべく調教を積んでいる上、前述の良血キャプテンベガもクラシックの有力候補として名を連ねてきた。果てしない勢いはなおも続く。

 

◆◇◆ 田坂オーナー 絶好のスタートダッシュ ◆◇◆

-2006/01/10-

競馬開催初日にヴィータローザで金杯をゲットした田坂オーナーが、8日にナイアガラ、キャプテンベガとさらに2勝を重ね、年明けからいきなりの3連勝。4連勝目が期待された1番人気のギュリルだったが、残念ながらこちらは3着。年明けからの連勝は3でストップしたものの、絶好のスタートダッシュを決めた。

 

◆◇◆ 同日金杯制覇 ビッグプラネット逃げ切りV ◆◇◆

-2006/01/09-

田坂オーナーの金杯制覇の直後、京都でも高畠オーナーのビッグプラネットが6番人気からの逃げ切りV。POC同日金杯制覇を達成。これで同馬は昨年のアーリントンカップ以来となる重賞2勝目。GIでも好走していたように、人気薄ながらも決してフロックではない。オーナー飛躍の鍵はやはりこの馬が握っている。

 

◆◇◆ POC馬2006年度初出走初勝利
    いきなり重賞制覇 ヴィータローザ
 
◆◇◆

-2006/01/09-

田坂オーナーの屋台骨ヴィータローザが、今年度POC馬初出走となる中山金杯を勝利。7番人気と人気は振るわなかったが、重賞2勝の実績を持つ同馬にはいかにも低評価すぎた。昨年も勝利数ではトップに見劣りしなかった田坂オーナーだが、今年はポイントも大きく稼ぐ幸先のいいスタートを切った。

 

◆◇◆ 2006年度POC展望 ◆◇◆

-2006/01/01-

空耳オーナー

ディープインパクト一色に染まった昨年。来年もこの勢いがキープできるようなら、他のオーナーがそれを打ち破ることは難しいだろう。しかし最後に土がついたことで、楽観視できない情勢となったことも事実。それでも、それを補うように2番手としてフサイチリシャールが台頭し、こちらもさらなる活躍ができるようなら、手のつけられない状態となる。他にも温存中のエアシェイディの復活がなればさらに磐石の態勢となるが、3歳で底を見せた馬が多いのが不安要素ではある。上位陣が揃って失速するようなら総崩れもありえるため、やはりディープ、リシャールの2軸がオーナーの命運を握る

林オーナー

昨年は勝ち星、ポイント共に2位につけたものの、後半の失速が目立った。しかしそれを黙って見守ることなく大改革を断行し、現在古馬3頭を残して12頭が3歳馬。残った古馬陣の勝ち星計算が難しいため、3歳馬の出来如何が今年のオーナーの命運を左右する。入れ替えで登録した、クラシック主役級と目されたニルヴァーナの骨折による戦線離脱は痛かったが、父クロフネを彷彿とさせる圧巻の走りを見せたフラムドパシオンがいる。今年のダート界はこの馬を中心にまわっていくだろう。あとは良血アグネスサージャンがどこまで伸びるかと、入れ替え馬も含む未出走馬5頭でまわりを固めれば、2度目のリーディングが見えてくる。前半戦は苦戦するかもしれないが、ダート戦が充実してくる後半戦のオーナーの巻き返しは必至。

田坂オーナー

昨年1年間勝ち数は十分だったものの、上級レースでのポイントゲットがままならず、好調に見えるわりにはリーディング上位を脅かすことができなかった。しかし一皮むければ確実に上位を狙える馬が古馬陣が充実しており、ポイントゲッター・ヴィータローザの他に、サムライハート、フサイチアウステル、ミスターケビンの4歳3騎に期待がかかる。3歳勢ではエイシンアモーレがクラシック戦線でどこまで食い込めるかが鍵を握るが、ナイアガラもこれからという感じで、さらに未デビュー組には昨年後半から爆発中のクロフネ産駒2騎も潜んでいるため、層の厚い全員攻撃的な大活躍が見られるかもしれない。

千葉オーナー

善戦を続けていたリンカーンが秋になってGIIを勝利し、例年以上にハイレベルだったJC、有馬でも勝ち馬と差のないレースを繰り広げるなど、明らかな成長が見られたのが頼もしい。オーナーの最大の軸はやはりこの馬となる。古馬では未知の魅力溢れる1戦1勝のリバースモードの復活が待ち遠しいところ。3歳にも楽しみな馬が多く、成長著しいロジックは来年のクラシックで主役級の活躍が期待でき、フサイチパンドラを破って2勝目を挙げたシェルズレイ、早くからクラシック候補との評判の高かったアドマイヤキッスも、牝馬クラシック戦線で主役を張る可能性は十分にある。良血オンファイアの屈腱炎での戦線離脱は痛かったが、魅力のある馬が目白押しで、軌道に乗れば爆発力は大きい。

高畠オーナー

期待されたビッグプラネットが後半戦でポイントゲットできなかったのは痛かったが、マイルCSでGIでも通用する能力があることを証明した。来年もこの馬の活躍がオーナー飛躍の重要なポイントになってくる。あとは同世代のレースパイロット、ニューヨークカフェの良血2騎がどこまで上位に食い込んでいけるか。3歳ではまだ確たる軸馬が出てきていないが、マリンブルー、パワーコレクターの上昇と、評判馬の多い未デビュー組5頭に期待が集まる。