ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC2007年度代表馬 GI3勝ダイワスカーレット ◆◇◆

-2007/12/24-

有馬記念で3歳牝馬ながらも2着に入った田坂オーナーのダイワスカーレットが、2007年のPOC年度代表馬に決定。3歳牝馬としては初で、牝馬でも1997年のぷうオーナーのエアグルーヴ以来2頭目の快挙。同時に最多勝馬にも輝いた。
最優秀古馬には、今年未勝利ながらもGIIIとGII2着で確実にポイントをゲットした空耳オーナーのエアシェイディ。
最優秀2歳馬には、昨年のフサイチホウオーに続いて2年連続で高畠オーナーのトールポピーが選出された。同じオーナーというだけでなく同じ血統という、狙っても獲れない珍しい記録となった。
最優秀オーナーは、ダイワスカーレットの活躍により、田坂オーナーが2位の空耳オーナーを最後に突き放しての戴冠。オーナーとしても持ち馬としても、田坂オーナーが各賞に名を連ねるのは今年が初めて。いきなりの大快挙となった。
最多勝オーナーは、ポイントで2位の空耳オーナーが獲得。2年連続リーディングの面目をかろうじて保った形となった。

 

◆◇◆ 来年は女王から王者へ
    
ダイワスカーレット 3歳牝馬にして有馬記念2着!! 
◆◇◆

-2007/12/24-

エリザベス女王杯で古馬牝馬を一蹴してみせた田坂オーナーのダイワスカーレットが、有馬記念で牡馬に挑んだ。やや強引に行ったチョウサンを見ながらのレースで、これまでのスタイルとは違った形になったものの、マツリダゴッホの激走の前に2着を確保。3歳牝馬としては十分すぎるほどの結果を残した。古馬になってさらに充実することを考えると、他のオーナーには恐ろしい存在になる。

 

◆◇◆ 高畠オーナー初GI制覇!
    トールポピー 阪神ジュベナイルF勝利
 
◆◇◆

-2007/12/04-

高畠オーナーのドラフト4位指名トールポピーが、3番人気で阪神ジュベナイルFを勝利し、兄のフサイチホウオーよりも先にオーナーに初GIをプレゼントした。この勝利で千葉オーナーのキャプテントゥーレを抜いて、2歳リーディングトップ。来年の牝馬戦線の主役に躍り出た。
また阪神ジュベナイルF制覇はPOC馬初。

 

◆◇◆ ダイワスカーレット 年度代表馬も視野に
    
GI連勝でエリザベス女王杯制覇     
◆◇◆

-2007/11/14-

今年の3歳牝馬戦線で圧倒的な能力の違いを見せつける田坂オーナーのダイワスカーレットが、古馬も含めた牝馬界制圧に向けて、エリザベス女王杯に出走。最大のライバル、ウオッカの突然の出走取消によって、もはやその勝利を脅かす存在は皆無。結果は圧倒的1番人気に応えて、近走の勝ちパターンどおりの逃げ切りで完勝。GI3勝目をあっさりゲット。このまま有馬記念まで勝つようなら、年度代表馬も夢ではなくなる。
リーディングオーナー争いのほうも空耳オーナーを再度逆転、激しい攻防はまだ続く。

 

◆◇◆ 3年連続リーディングオーナーを賭けて
    終盤の首位奪還 底力をみせる空耳オーナー
 
◆◇◆

-2007/11/01-

田坂オーナーの逃げ切り濃厚かと思われた今年のリーディングオーナー争いだが、先週菊花賞を勝ったアサクサキングスに続いて、GIIスワンステークスをフサイチリシャールが2着とし、ついに田坂オーナーを抜いて空耳オーナーが首位奪還。2年連続ナンバーワンオーナーの底力を発揮して、95年から97年にかけての記録に並ぶ3年連続リーディングオーナーに王手をかける。しかし田坂オーナーのダイワスカーレットのポイント加算は必至で、このままあっさりと決まるとは思えない。さらなる激戦が期待される。

 

◆◇◆ ラスト1冠はアサクサキングス
    ダービー最先着牡馬の意地で菊花賞制覇!
 
◆◇◆

-2007/10/23-

ダービーを牝馬のウオッカにさらわれた今年の3歳牡馬。その中でダービー最先着の空耳オーナーのアサクサキングスが、クラシック最後の1冠菊花賞を勝利。3歳牡馬最強であることを誇示する走りを見せた。
空耳オーナーはこれで菊花賞3勝目(ダンスインザダーク、ディープインパクト) またこの勝利で、田坂オーナーの独走態勢になるかと思われたリーディングオーナー争いも、空耳オーナーが350P差まで迫る猛追。同馬は年内2戦はできると陣営が宣言しており、その成績しだいでは3年連続リーディングオーナーの可能性も。

 

◆◇◆ 千葉オーナー2週連続重賞V
    マイネルシーガル 富士S勝利
 
◆◇◆

-2007/10/23-

同世代の馬達が菊花賞へ向かう中を、マイル路線に的を絞って一足先に古馬と対戦している千葉オーナーのマイネルシーガルが、見事GIIIの富士Sを勝利。悲願の重賞制覇を達成。千葉オーナーは先週に続き2週連続での重賞V。ここに来て俄然勢いが出てきた。

 

◆◇◆ ダービー馬ウオッカさえも完封
    ダイワスカーレット圧巻の2冠達成
 
◆◇◆

-2007/10/15-

ダービー馬ウオッカと桜花賞馬ダイワスカーレットの対決に沸いた今年の秋華賞。軍配はトライアルを勝った田坂オーナーのダイワスカーレットにあがった。ゴール前はまったく相手を寄せ付けない完勝と言える内容で、同世代に敵なしの印象。田坂オーナーのリーディング逃げ切りを濃厚とさせる一戦となった。

 

◆◇◆ POC2歳世代初重賞制覇!
    キャプテントゥーレ デイリー杯2歳SでGIIゲット
 
◆◇◆

-2007/10/15-

千葉オーナーのキャプテントゥーレが、3番人気のデイリー杯2歳Sを2番手から抜け出し快勝。POC2歳世代初の重賞制覇を飾った。2歳リーディングの座も、空耳オーナーのヤマカツオーキッドから奪い、抜群の調教時計を叩き出している今、GI制覇に最も近い馬となった。
POC馬としては、昨年の林オーナーのオースミダイドウに続く2年連続の同レース制覇。

 

◆◇◆ GI馬の貫禄をまざまざと見せつける
    ダイワスカーレット ローズS完勝
 
◆◇◆

-2007/09/18-

田坂オーナーの桜花賞馬ダイワスカーレットが、秋華賞トライアル、ローズSを楽々と逃げ切っての勝利。本番の秋華賞でこの馬を倒せる可能性のある馬は、ダービー馬ウオッカしかいないだろう。
2位に迫られていた田坂オーナーのリーディングオーナーの地位も、これでまた安泰となる。田坂オーナーもこのまま逃げ切り濃厚となるか。

 

◆◇◆ POC2歳世代初のオープン勝ち
    ヤマカツオーキッド コスモス賞勝利
 
◆◇◆

-2007/09/11-

空耳オーナーのドラフト4位指名馬ヤマカツオーキッドが、コスモス賞を逃げ切り勝ち。POC2歳世代初の2勝馬となった。晩成傾向にあるダンスインザダーク産駒でのこの時期の2勝は大きく、来年への期待も膨らんでいく。
リーディングオーナー争いでも、空耳オーナーが首位の田坂オーナーに250P差と肉薄。3年連続リーディングオーナーの座が少しずつ見えてきた。

 

◆◇◆ クーヴェルチュール 重賞初制覇 ◆◇◆

-2007/08/28-

昨年のPOC2歳世代初勝利を挙げた空耳オーナーのクーヴェルチュールが、スプリント重賞キーンランドCを古馬相手に勝利。重賞初制覇を飾った。これでスプリント戦に限れば7戦5勝。うち一度は1位入線しながらも降着となったもので、1位入線できなかったのはたった1度だけという生粋のスプリンター娘。次はいよいよGIスプリンターズSに挑む。
また空耳オーナーはこれで林オーナーを抜いてオーナーリーディング2位浮上。1位の田坂オーナーにも約1000P差まで迫り、ここにきて2年連続リーディングオーナーの底力を見せてきた。

 

◆◇◆ 林オーナー ポルトフィーノ
    POC世代初出走初勝利達成 
◆◇◆

-2007/06/20-

POC2歳世代から、早くも林オーナーのドラフト1位ポルトフィーノと、高畠オーナーのドラフト9位サマーファインデイが同じレースでデビュー。いきなりのPOC馬対決は、圧倒的な1番人気にこたえたポルトフィーノが圧勝。父クロフネ、母エアグルーヴという超良血ぶりを存分に発揮した。林オーナーは、昨年のオースミダイドウも開幕週に5馬身差の圧勝を飾り、スタートダッシュを決めた。
今年も昨年に続きそうな大物ぶりで、秋への期待が高まる。

 

◆◇◆ 戦国POC アサクサキングスがダービー2着
    空耳オーナー3年連続ダービー連対      
◆◇◆

-2007/05/29-

皐月賞に続いて、POC馬が乱舞するダービー。高畠オーナーのフサイチホウオー、田坂オーナーのアドマイヤオーラに、皐月賞を制したヴィクトリーも一躍有力馬の仲間入りを果たし、どの馬が勝ってもおかしくない様相でレースが始まる。しかし勝ったのは64年ぶりとなる牝馬のダービー馬となったウオッカ。そして2着には逃げ粘った14番人気のアサクサキングス。空耳オーナーも驚きのポイントゲット。これで空耳オーナーは一昨年のディープインパクト、昨年のアドマイヤメインに続いて3年連続となるダービー連対を果たした。さらにその前の空耳オーナーのダービー出走は96年のダンスインザダークまで遡るが、この時も2着と連対し、同オーナーはダービー出走機会4回すべて連対馬を輩出したことになる。
アサクサキングスの次走は宝塚記念の見込みで、田坂オーナーと林オーナーのハイレベルな争いに加わることができるかどうかを分ける重要な一戦になる。

 

◆◇◆ POC史上初の全オーナー対決
    軍配は林オーナーのヴィクトリーに 
◆◇◆

-2007/04/17-

POC創設以来初めてとなる全オーナー対決となった皐月賞。人気は田坂オーナーのアドマイヤオーラと高畠オーナーのフサイチホウオー。しかし結果は単勝7番人気の林オーナーのヴィクトリーが、最後まで踏ん張っての逃げ切り勝ち。人気のフサイチホウオーは3着、アドマイヤオーラは4着に終わった。ヴィクトリーはこれでリーディング争いで田坂オーナーのダイワスカーレットに迫る2位に浮上。リーディングオーナー争いでも、林オーナーは空耳オーナーを抜いて2位となった。この後、林オーナーからはオースミダイドウがNHKマイルカップで復帰予定。磐石となりつつある田坂オーナーの牙城に真っ向から挑む

 

◆◇◆ 田坂オーナー ダイワスカーレットまずは一冠
    
POC初の桜花賞馬誕生でPOC3歳クラシック全制覇! 
◆◇◆

-2007/04/10-

牝馬のクラシック第一弾桜花賞に、田坂オーナーのダイワスカーレットが3番人気で出走。結果は前走のチューリップ賞で敗れた相手ウオッカを完封し、11/2馬身差での勝利。牡馬のようだと他の調教師が舌を巻くほどのウオッカを寄せ付けない危なげのない勝利で、牝馬三冠までもが見えてきた。POC初の桜花賞馬の誕生で、これでPOC馬が3歳クラシック全制覇を達成。
来週の皐月賞にもダイワスカーレットを破った田坂オーナーのアドマイヤオーラが出走予定で、こちらも勝つようなら空耳ディープ時代を上回る脅威が他オーナーに襲い掛かる。

 

◆◇◆ 田坂オーナー またもやリーディングトップ
    アドマイヤオーラが重賞連勝でクラシックに王手 
◆◇◆

-2007/03/05-

田坂オーナーを代表する牡牝のクラシック主役候補、ダイワスカーレットとアドマイヤオーラがそれぞれチューリップ賞、弥生賞とトライアルレースに出走。どちらも相手は牡牝の2歳ナンバーワン。まずは土曜日のダイワスカーレットが女王ウオッカと対戦。クビ差で敗れはしたものの、3着以下を6馬身もちぎっており、やはり抜けた力の持ち主であることは間違いない。
そして日曜日はアドマイヤオーラが2歳王者ドリームジャーニーと対戦。結果は人気薄ココナッツパンチに迫られたものの、こちらはクビ差で勝利。シンザン記念に続いての重賞連勝。あとは本番で高畠オーナーのフサイチホウオーとの決戦を残すのみ。
この勝利でアドマイヤオーラが今年のリーディング単独トップに立ち、空耳オーナーと激戦を続けるオーナーリーディングでも、田坂オーナーが一気に突き抜けて再びトップへと返り咲いた。田坂オーナーが全開のときを迎える。

 

◆◇◆ 空耳オーナー再びトップへ エアシェイディ重賞連続2着
    
今年度未勝利ながらもリーディングトップタイ      
◆◇◆

-2007/02/26-

空耳オーナーの古豪エアシェイディがGII中山記念で通算5度目の重賞2着。同オーナーのPOC馬ステイゴールドを思い出させる重賞での勝ちきれなさはあるが、今年度未勝利ながらも、これで同オーナーのアサクサキングスと高畠オーナーのフサイチホウオーに並ぶ、リーディングトップタイへと躍り出た。掲示板をはずしたのが17戦中1度きりという堅実さを武器に、ディープなき後、主役不在の同オーナーの中心的存在へと登りつめていく。

 

◆◇◆ わずか一日で田坂オーナー再逆転
    サイレントディール 3年ぶりの重賞勝利 
◆◇◆

-2007/02/12-

日曜のアサクサキングスの勝利でトップに立った空耳オーナーを、わずか一日で田坂オーナーが再逆転劇。田坂オーナーのサイレントディールが地方のGIII佐賀記念で、2003年の武蔵野S以来3年ぶりとなる重賞勝利。両オーナーとも、古馬、3歳馬に稼げる布陣が整っており、総合力でぶつかり合う。

 

◆◇◆ 空耳オーナーからもようやくクラシック候補誕生
    アサクサキングスきさらぎ賞制覇        
◆◇◆

-2007/02/12-

今年のクラシック戦線に確固たる馬のいなかった空耳オーナーから、ようやくクラシック候補が誕生。アサクサキングスがきさらぎ賞を逃げ切って重賞初制覇。実績ナンバーワンのナムラマースを2着に、圧倒的1番人気だったオーシャンエイプスを4着に退けての勝利の価値は大きい。これで同馬は今年のPOCリーディングで、高畠オーナーのフサイチホウオーとトップタイ。空耳オーナーも田坂オーナーを抜いてオーナーリーディングのトップに躍り出た。
シンザン記念勝ちの田坂オーナーのアドマイヤオーラ、共同通信杯勝ちの高畠オーナーのフサイチホウオーに続くPOC3歳馬による重賞ラッシュ。早くもPOCクラシック戦線が熱くなってきた。

 

◆◇◆ フサイチホウオー 無傷の重賞3連勝
    千葉オーナーのニュービニギング撃破 
◆◇◆

-2007/02/06-

デビュー以来無傷の3連勝で重賞連勝中の高畠オーナーのフサイチホウオーが、共同通信杯で千葉オーナーのこちらも無敗で2連勝中のニュービギニングと対戦。オーナーを代表する馬同士の激突で注目度の高いレースは、フサイチホウオーに軍配。連勝を4に伸ばしさらに重賞3連勝と、クラシック戦線主役の座が不動であることを大きくアピール。同馬は今年のPOCリーディングでも田坂オーナーのアドマイヤオーラを100P抜いてトップに躍り出た。

 

◆◇◆ 田坂オーナー 早くも牡牝のトップクラスを排出
    ドラフト1位2位でシンザン記念ワンツー    
◆◇◆

-2007/01/11-

田坂オーナーが悲願のリーディングオーナーへ大きな一歩を踏み出す、シンザン記念で圧巻のワンツー制覇。勝ったのは前走敗れた相手ダイワスカーレットを下した田坂オーナーの昨年のドラフト1位アドマイヤオーラで、2着が現時点で早くも牝馬ナンバーワンとの呼び声も高い同じくドラフト2位のダイワスカーレット。しかも昨年のGI朝日杯FS2着馬ローレルゲレイロを、21/2馬身突き放して子ども扱いしたのだから末恐ろしいニ騎。どちらもこれで今年のクラシック戦線の中心的存在になることは必定。今年は史上空前の全オーナー入り乱れてのクラシック戦線が期待されるが、牡牝ともに有力馬を揃えた同オーナーを追う形で幕を開ける。
田坂オーナーは、2003年のサイレントディール以来2度目のシンザン記念制覇。

 

◆◇◆ 2007年度POC展望 ◆◇◆

-2007/01/04-

空耳オーナー

この2年間はディープの存在で他が霞んでしまったが、アドマイヤメイン、フサイチリシャール、エアシェイディと、陰で支える力もしっかりしていた。今年はディープ不在とはいえ、新境地を見出しつつあるフサイチリシャールに、ゆっくりだが確実に力をつけているエアシェイディで、ある程度は計算できる。アドマイヤメインが今後活躍できるかどうかがまだはっきりしないところ。3歳勢のほうは、他のオーナーに比べてやや分が悪い印象で、クーヴェルチュールが短距離で活躍できるかどうか、アサクサキングス、ブラックオリーブがクラシックに乗っていけるかどうかなど、まだまだ先が見えてこない部分も多い。古馬も3歳も、もう一段強くなる馬が出てくるかどうかが、3年連続リーディングの鍵となる。

千葉オーナー

今年の同オーナーの中心はアドマイヤキッス。武豊が乗り続ける限り、この馬1頭でかなりのポイントは叩き出せるだろう。あとはロジックの復権と、シェルズレイのダートでの開花に期待したいところ。3歳では、マイネルシーガルがGIでは負けたものの、素質は他とひけは取らないものを持っている。早熟でさえなければ、この馬が同オーナーの主役を張ることもあり得る。ニュービギニングは次走が試金石。オーナーとしては確実にポイントが稼げる布陣だが、リーディングを奪うにはもう一味欲しいところ。

田坂オーナー

昨年は、ヴィータローザ、フサイチアウステル、サムライハートと、噛みあえば大きな爆発力のある布陣を敷いていたが、ヴィータローザ以外は無事に出走することもままならず。しかし後者2頭さえ無事に走れるようになれば、大きな戦力になる。しかしそれらを差し置いて今年の同オーナーの中心に居座るのは、牝馬ながらも圧倒的な強さを見せたダイワスカーレットだろう。そしてそれに迫る力を見せたアドマイヤオーラ。この2枚看板が軌道に乗れば、オーナー初のリーディングが見えてくる。

高畠オーナー

今年のクラシックの中心はもちろん3戦全勝のフサイチホウオー。年末の出世レース「ラジオNIKKEI杯2歳S」にも勝利し、すべてがいい方向に向かっている。あとは2番手のヴェルトマイスター、アドマイヤミリオンが台頭すれば、磐石の態勢ができあがる。しかしそれ以上に魅力的なのは、10頭もの未出走馬が控えている点。軸がしっかりしている上に未知の魅力に溢れる。

林オーナー

毎年強い馬を獲りながらも戦線離脱に悩まされる。昨年も2歳ナンバーワンと目されたオースミダイドウが骨折により休養を余儀なくされた。悪い流れはまだ完全には払拭できていないが、そこから解放されさえすれば、フラムドパシオン、ニルヴァーナ、アグネスサージャンなど、底を見せていない有力馬が目白押し。2歳勢もオースミダイドウを欠きながらも、ヴィクトリー、ダノンオーガスタがしっかりとカバー。すべての駒が動き出せば、最も恐ろしい存在になる。