ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC2009年度代表馬 今年も牝馬ブエナビスタ ◆◇◆

-2009/12/30-

POC2009年の年度代表馬は、2年連続のダイワスカーレットに続いて今年も牝馬、千葉オーナーの二冠馬ブエナビスタが獲得。有馬記念では古馬一線級を相手に2着するなど、文句なしの戴冠。
最優秀古馬には、後半戦が冴えなかったものの、春先に京都記念と阪神大章典でGII連勝を果たした空耳オーナーのアサクサキングスが選出された。
最優秀2歳馬は、骨折で戦線離脱したものの、GI馬を押しのけて世代最強とも噂される林オーナーのリルダヴァル。
最多勝馬は、今年は突出した馬がおらず、年度代表馬ブエナビスタと田坂オーナーのフォゲッタブル、空耳オーナーのアプレザンレーヴが受賞。
最優秀オーナーには、2003年以来2度目となる千葉オーナーが、2位以下を突き放しての戴冠。
最多勝オーナーは、こちらも2003年以来2度目となる千葉オーナーと、初受賞の田坂オーナーの二人が14勝でトップとなった。
今年は記録としては全体的に低い数字が目立つ年となった。

 

◆◇◆ ブエナビスタ 古馬一線級を相手に有馬記念2着 ◆◇◆

-2009/12/29-

千葉オーナーの2冠牝馬ブエナビスタ、一気に素質を開花させた田坂オーナーのフォゲッタブル、空耳オーナーの昨年の有馬記念3着馬エアシェイディが有馬記念で激突。結果はブエナビスタが僅差の2着で、エアシェイディが3着、フォゲッタブルが4着とPOC馬が上位を独占した。中でもブエナビスタは3歳牝馬ながらも、古馬一線級に劣らない力を証明し、POC年間リーディングでも2位以下をさらに突き放した。
これで有馬記念でのPOC馬の連対は5年連続(2005年ディープインパクト2着、2006年ディープインパクト1着、2007年ダイワスカーレット2着、2008年ダイワスカーレット1着) この流れでいくと来年は確勝か。

 

◆◇◆ フォゲッタブル やはり本物
    ステイヤーズSで重賞制覇!
 
◆◇◆

-2009/12/09-

前走のGI菊花賞2着で本格化してきたフォゲッタブルが、GIIステイヤーズSに1番人気で出走。その人気に答える見事な完勝劇で初重賞制覇。急成長を見せる素質馬は、さらに年内もう一走、古馬の頂点有馬記念を目指す。

 

◆◇◆ 超良血フォゲッタブル 菊花賞2着 ◆◇◆

-2009/10/27-

田坂オーナーの超良血フォゲッタブルの素質が徐々に開花し始めて、ついにGI菊花賞に出走するまでに成長。それでも春のクラシック上位馬と対等に戦えるようになるのはまだ先かと思われたが、父ダンスインザダークの長距離適性を遺憾なく発揮して2着。春のクラシック組をまとめて撃破。しかしまだまだ完成形とは思えず、今後さらなる飛躍が期待できる。

 

◆◇◆ リルダヴァル
    POC2歳世代初オープン勝ちもレース後に骨折判明 
◆◇◆

-2009/09/26-

林オーナーのリルダヴァルが、野路菊ステークスを緒戦と同じく見事な末脚を見せて完勝。同オーナーのモズを抜いて2歳リーディングトップに立った。しかしレース中に骨折していたことが判明し、しばらく休養することになった。ただし幸いにも程度は軽く、ダービーには間に合う。

 

◆◇◆ ザレマ 悲願の重賞初V ◆◇◆

-2009/09/14-

前走が3度目の重賞2着で、今度こその思いで京成杯オータムHに臨んだ田坂オーナーのザレマが見事に重賞初V。完勝と言える内容で、完全に一皮むけた印象。ここから堂々GI戦線に挑む。

 

◆◇◆ 皐月賞馬キャプテントゥーレ 復活V ◆◇◆

-2009/09/14-

昨年の皐月賞馬キャプテントゥーレが前走の関屋記念で1年以上の休み明けを克服して4着に入り、完全復活を告げるべく朝日チャレンジカップに1番人気で出走。先行してラストは一旦ブレイクランアウトにかわされながらも差し返す芸当を見せ、見事に復活Vを飾った。皐月賞は7番人気での勝利で、実力については半信半疑の向きもあったが、どうやら能力は本物だったようで、これからスター不在の古馬の頂点を目指す。

 

◆◇◆ POC2歳世代一歩リード モズ ◆◇◆

-2009/09/07-

続々とデビュー勝ちを決めていくPOC2歳馬。早くも札幌2歳Sで田坂オーナーのダノンパッションと林オーナーのモズが激突。結果は先行して粘りこんだモズが2着で、1番人気のダノンパッションは4着。どちらも今後に期待させる内容だったが、まずはモズが重賞2着で団子状態から一歩抜け出した。

 

◆◇◆ POC2歳世代初出走初勝利 ダノンパッション ◆◇◆

-2009/06/22-

田坂オーナーのドラフト5位指名ダノンパッションが、POC2歳世代初出走。圧倒的1番人気に支持されたものの、道中は掛かるしぐさ。最後の直線でも前が塞がり万事休すかと思われたが、前が開いて追い出しにかかるとすっと反応し、着差以上の余裕の勝利。1番人気に応えると同時にPOC2歳馬初出走初勝利を決めた。なかなか大物感のある勝ちっぷりで、単なる早馬ではなさそう。

 

◆◇◆ POCドラフト2009開催 ◆◇◆

-2009/06/13-

今年も全オーナー参加による『POCドラフト2009』が『かに道楽』で開催された。
各オーナーそれぞれ有力馬が残っていることもあり、今年の全登録頭数は40頭とやや少なめ(昨年は47頭)
厩舎別の人気順は、角居(6頭)、池江郎(5頭)、松田博(4頭)で、昨年不人気だった角居厩舎が2007年以来のトップに返り咲き。昨年トップの橋口厩舎はわずか1頭のみの指名に留まった。
種牡馬別では、アグネスタキオンの10頭とネオユニヴァースの8頭が抜けていた。こちらもアグネスタキオンが2007年以来のトップに返り咲き。昨年トップのキングカメハメハは5頭の指名で3位につけた。
今年は例年以上に人気どころを取りきった感があり、来年はPOC馬オンリーのクラシック戦線になっているかもしれない。

 

◆◇◆ 圧巻二冠 ブエナビスタ異次元の末脚でオークス勝利 ◆◇◆

-2009/05/25-

凄まじい豪脚を見せて桜花賞を制した千葉オーナーのブエナビスタが、二冠目のオークスに出走。今回もやはり後方待機策、そして前回同様絶望的な位置から追い出しを開始し、一頭だけ次元の違う伸び脚を見せて、ハナ差でレッドディザイアをかわし見事二冠達成。2着馬が34.2秒の末脚で押し切るところを、それを上回る33.6秒の脚で差し切るという信じられない芸当。
女ディープと称される同馬は、秋には凱旋門賞に挑戦し、ディープ越えを狙う。
土曜に空耳オーナーに再びリーディングを奪われた千葉オーナーだったが、この勝利で逆転し大きく突き放した。

 

◆◇◆ 逆転に次ぐ逆転 苛烈を極めるリーディング争い ◆◇◆

-2009/05/18-

空耳オーナーのエイシンタイガーが16日の葵ステークスを勝利し、激しいリーディング争いを続ける千葉オーナーを抜いて再びトップへ。
しかしその翌日、500万条件戦を千葉オーナーのアドマイヤショットが危なげなくデビュー2連勝を決めて、わずか40ポイント差で再逆転。今月だけで4度のトップが入れ替わる、POC史上稀に見るデッドヒート。
この後は千葉オーナーのブエナビスタがオークスへ、一方の空耳オーナーのアプレザンレーヴがダービーへと駒を進め、舞台をGIへと移して両者の激しい攻防は続く。

 

◆◇◆ わずか4日にして千葉オーナー再逆転
    ゴールデンチケット 地方GII制覇  
◆◇◆

-2009/05/06-

先週、トップの座を空耳オーナーに奪われた千葉オーナーのゴールデンチケットが、園田のGII兵庫チャンピオンシップに出走し、ダートで5戦全勝のGI馬スーニを相手に逃げ切り勝ちを決めた。カジノドライヴが故障、ブラックシェルもキャプテントゥーレも休養中という、昨年の主役を欠いた布陣で、あっさりとオーナーリーディングトップに返り咲き。なんという層の厚さ。

 

◆◇◆ POCからもう一頭のダービー候補
    アプレザンレーヴ 青葉賞快勝でダービーへ 
◆◇◆

-2009/05/05-

皐月賞を目指したものの出走できなかった空耳オーナーのアプレザンレーヴが、満を持してダービートライアル青葉賞に出走。ダントツの1番人気に支持され、ゴール前は一旦遅れを取りながらも、一瞬にして突き抜ける自慢の瞬発力を見せて快勝。今年の戦国ダービーに堂々の参戦を決めた。
この勝利で空耳オーナーは千葉オーナーを逆転し、再びトップに立った。そう簡単には千葉オーナーの独走は許さない。

 

◆◇◆ ダート最強世代に新たな怪物 ウォータクティクス
    ダート無敗の6連勝で重賞制覇          
◆◇◆

-2009/04/29-

未勝利から5連勝中の林オーナーのウォータクティクスが、重賞初挑戦となるアンタレスステークスをレコード勝ちし、見事にダートでは無敗の6連勝を達成。サクセスブロッケン、カジノドライヴを頂点とするダート最強世代に、新たな怪物が誕生。
また、空耳オーナーのディープインパクトの持つ7連勝のPOC記録にあと一つと迫った。

 

◆◇◆ 牡馬クラシックにPOCから新星
    トライアンフマーチ 皐月賞2着 
◆◇◆

-2009/04/20-

3強を形成している今年の牡馬クラシック戦線。POCからは田坂オーナーのトライアンフマーチと千葉オーナーのゴールデンチケットが出走。しかし能力的に抜けていると見られる3強が相手でもあり、どちらも人気薄。ところがその3強を相手に、田坂オーナーのトライアンフマーチが2着。それも最後方から上がり最速の末脚を見せてのもので、未勝利勝ちから若葉S2着を経ての急成長。この末脚は距離の伸びるダービーで最強の武器になる。

 

◆◇◆ まずは一冠 ブエナビスタ桜花賞V ◆◇◆

-2009/04/13-

牝馬の枠を超えた存在感を見せる千葉オーナーのブエナビスタが、クラシック第一弾桜花賞に単勝1.2倍という圧倒的支持を受けて出走。レースは絶望的ともいえる後方の位置からごぼう抜きの離れ技でV。上がり33.3秒の末脚の前には他馬はなす術もない。いよいよ牝馬三冠が現実味を帯びてきた。
この勝利で千葉オーナーは空耳オーナーを抜いてオーナーリーディングトップに立った。あとは突き放すのみ。

 

◆◇◆ アサクサキングス 真の王者へ前進!
    阪神大章典で重賞2連勝       
◆◇◆

-2009/03/23-

先月、見事に京都記念Vで復活した空耳オーナーのアサクサキングスが、天皇賞への前哨戦阪神大章典に出走。苦手と言われた重馬場で、前年のジャパンカップ馬と菊花賞馬を相手にしての勝利。昨年POCポイント0に終わった同馬だったが、重賞2連勝で完全に勢いに乗った。この勢いに乗じて、本番の天皇賞でGI2勝目を狙う。
この勝利でリーディングトップを走る空耳オーナーは、今年のリーディング間違いなしと言われる2位の千葉オーナーを再度突き放した。

 

◆◇◆ 2歳女王ブエナビスタ チューリップ賞完勝
    3歳になっても能力差は歴然 三冠見えた!! 
◆◇◆

-2009/03/09-

千葉オーナーの2歳女王ブエナビスタが、桜花賞トライアルのチューリップ賞に断然の1番人気で出走。直線に入って後続を突き放すサクラミモザを、一瞬の末脚で見事に捕らえてのV。3歳になっても他馬との能力差はまるで縮まっていなかった。女版ディープとまで言われるほどの強さで、もはや三冠は確実なものとなりつつある。

 

◆◇◆ ダートの世界制圧へ カジノドライヴ
    フェブラリーS同世代ワンツー    
◆◇◆

-2009/02/23-

カネヒキリ、ヴァーミリアンの7歳ダート2強を相手に、未来のダート王を狙う4歳2騎が狙う下克上。GIフェブラリーステークスで、見事な世代交代劇を見せつけた。勝利は同期のサクセスブロッケンに譲ったが、ドバイから世界を目指す千葉オーナーのカジノドライブが僅差の2着。将来のライバル物語の幕開けを予感させる激戦を演じた。

 

◆◇◆ アサクサキングス復活! 京都記念V ◆◇◆

-2009/02/23-

一昨年の菊花賞馬アサクサキングスが、約1年半ぶりにGII京都記念で復活V。きさらぎ賞、菊花賞と今回も含めて三度の重賞勝ちはすべて京都。春の本番天皇賞で真の復活が期待される。
この勝利で、先週リーディングトップに立った林オーナーを逆転して、空耳オーナーが再びリーディングオーナーに返り咲き。3年ぶりのリーディングへ向けて幸先のいいスタートを切る。

 

◆◇◆ ダイワスカーレット浅屈腱炎発症 現役引退へ! ◆◇◆

-2009/02/16-

2年連続でPOC年度代表馬に選ばれ、田坂オーナーのV2の原動力にもなったダイワスカーレットが、12日に浅屈腱炎を発症し、現役を引退することが決定した。これまでもなかなか順調に使ってこれなかった同馬が、ようやくこれから海外遠征へと夢を膨らませている最中の出来事。田坂オーナーV3に黄信号が灯った。

 

◆◇◆ 2009年度POC展望 ◆◇◆

-2009/01/04-

田坂オーナー

昨年は順調に使えなかったダイワスカーレットだが、今年順調に使えさえすればポイントゲットは確実。あとは海外遠征がどう出るか。さらにリーディングオーナーの地位を不動のものとするためには、2番手以下の馬の活躍が重要。順調に昇級してきたキャプテンベガ、ザレマ、ブーケフレグランスがもう一皮むけるかどうかと、アドマイヤオーラの復権が鍵となる。

千葉オーナー

キャプテントゥーレ、ブラックシェル、ファリダット、カジノドライヴと一線級の3歳馬がごろごろいた昨年。ここに早くも牝馬3冠の声も上がるほどの強さを見せたブエナビスタが加わり、層の厚さはPOC史上最高ともいえる布陣。スプリント路線にファリダット、マイル路線にブラックシェル、中距離路線にキャプテントゥーレ、ダート路線にカジノドライヴ、3歳牝馬クラシック戦線にブエナビスタ。これらがハマれば、ディープ時代を上回る恐怖が他オーナーを支配する。田坂オーナーとの熱いデッドヒートは、今年も繰り広げられるだろう。しかしリーディング最右翼はこちらと見る。

林オーナー

牡馬クラシック戦線トップクラスのトーセンジョーダンが今年の軸。ダノンファントムも楽しみだし、デビューを控える組にも評判馬が残っている。古馬ではダート4戦無敗のウォータクティクスがおもしろい存在。ニルヴァーナやライムキャンディがもう一段上で活躍できるようになれば、総合力で上位に食い込んでくる。

高畠オーナー

オークス馬トールポピーに、マイルならGIでも通用することがわかったショウナンアルバが中心となる。さらに上を狙うには2歳馬の活躍が必須だが、アドマイヤコブラ、コスモパイレット、ピースエンブレムなどが評判どおりの力を発揮し始めれば、おもしろくなってくる。

空耳オーナー

何もかもがかみ合わず、ついに初の最下位に甘んじた昨年。今年も楽観できない状況は変わらないが、ミクロコスモス、トゥリオンファーレなど、クラシックを期待できる馬も現れ始めた。他の2歳馬も順調に勝ちあがってきており、2歳馬の総合力は上位。昨年最下位の最大の原因となった古馬陣にはエアシェイディもいるが、GIで安定感を見せてきてはいるものの、やはり8歳という年齢では大きな期待はしにくい。ここはやはり2歳馬の活躍が鍵を握る。