ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC2010年度代表馬 2年連続ブエナビスタ ◆◇◆

-2010/12/28-

POC2010年の年度代表馬は、2年連続で千葉オーナーのブエナビスタが獲得。GIだけで2勝2着4回という牡馬顔負けの戦績で文句なし。
最優秀3歳馬と最多勝馬には、暮れにGIII中日新聞杯を勝ち、その勢いで有馬記念でも勝ち馬とタイム差なしの3着で力を示した田坂オーナーのトゥザグローリーが選出された。
最優秀2歳馬は、無敗のGI馬に輝いた林オーナーの牝馬レーヴディソール。
最優秀オーナーは、ブエナビスタを擁する千葉オーナーが2年連続の戴冠。
最多勝オーナーは、最後に田坂オーナーと怒涛の勝ち星を挙げた林オーナー。
林オーナーと田坂オーナーの快進撃と、それを受けてもびくともしない千葉オーナーの3強の争いが印象的な一年となった。

 

◆◇◆ ダノンバラード ラジオNIKKEI杯2歳S制覇
    林オーナー牡牝ともに世代制圧へ        
 ◆◇◆

-2010/12/26-

林オーナーのダノンバラードが、クラシックに直結するGIIIラジオNIKKEI2歳Sを制覇。牝馬のレーヴディソールに続いてPOC2歳牡馬戦線でもトップへ君臨。来年のPOC3歳馬戦線は、林オーナーを中心に回っていく。この勝利でリーディングオーナー2位争いを繰り広げる田坂オーナーを突き放した。

 

◆◇◆ レーヴディソール阪神JF制覇 2歳女王へ君臨 ◆◇◆

-2010/12/13-

林オーナーのドラフト2位レーヴディソールが、1番人気に応え無敗でGI阪神ジュベナイルFを制覇。層の厚い2歳牝馬勢の中でも一枚上の力を見せつけた。2番人気に支持された新鋭ギルボオーナーのダンスファンタジアは9着、3番人気の高畠オーナーのアヴェンチュラは4着、5番人気の千葉オーナーのリトルダーリンは11着に終わった。
林オーナーと田坂オーナーの熾烈な2位争いは、再び林オーナーがリード。飛ぶ鳥を落とす勢いの両者の争いから目が離せない。

 

◆◇◆ ルーラーシップに続いてトゥザグローリーも重賞制覇 ◆◇◆

-2010/12/11-

ルーラーシップがPOC3歳世代初の重賞制覇を達成した先週に続いて、今週も田坂オーナーの3歳トゥザグローリーが中日新聞杯を制覇。2歳世代が振るわない田坂オーナーだが、ここにきて3歳が勢いづいてきた。どちらも来年の主軸として大きな期待が持てる。

 

◆◇◆ 良血ルーラーシップ 重賞初制覇 ◆◇◆

-2010/12/05-

田坂オーナーの良血ルーラーシップが、鳴尾記念に出走。ダービー以来久々の出走にも関わらず、同世代の強豪2騎ヒルノダムールと林オーナーのリルダヴァルを退けての見事な勝利。ようやくPOC3歳世代初の重賞制覇となった。これで田坂オーナーは林オーナーを抜いて再びオーナーリーディング2位に返り咲いた。ここからさらに熾烈な2位争いが繰り広げられる。

 

◆◇◆ トーセンジョーダンようやく素質全開
    アルゼンチン共和国杯で悲願の重賞初勝利
 ◆◇◆

-2010/11/07-

素質は評価されながらも、不運でここまで能力を出し切れなかった林オーナーのトーセンジョーダンが、GIIアルゼンチン共和国杯で悲願の重賞初V。GI戦線へと駒を進めていく。同馬はこれで年間リーディング2位に浮上し、林オーナーも空耳、田坂両オーナーを抜いて2位へ躍進。ここにきて林オーナーが一気の大ブレイク

 

◆◇◆ 現役最強馬へ ブエナビスタ天皇賞完勝 ◆◇◆

-2010/11/02-

ブエナビスタとキャプテントゥーレを天皇賞(秋)に送り出した王者千葉オーナー。キャプテントゥーレは馬群に沈んだが、1番人気に支持されたブエナビスタは、牝馬ながらも現役最強であることを示すかのような、2着馬に2馬身差をつける見事な完勝。今年の同馬のリーディングとオーナーリーディングを同時に決定づける勝利となった。またこの勝利で、ブエナビスタは空耳オーナーのステイゴールドを抜いてPOC歴代2位に浮上した。
POC馬の秋天勝利は、空耳オーナーの96年のバブルガムフェロー、ぷうオーナーの97年のエアグルーヴの連覇以来。ブエナビスタはこれでGI5勝となり、ディープインパクトの7勝に次ぐ単独2位となった。

 

◆◇◆ POC2歳世代初重賞制覇 レーヴディソール ◆◇◆

-2010/10/17-

GIIデイリー杯2歳Sで、1番人気に支持された林オーナーのドラフト2位レーヴディソールが、見事な切れ脚を見せて完勝。ハイレベルなPOC2歳世代で初重賞制覇を達成し、クラシックの主役へ堂々と名乗りを上げた。まるで千葉オーナーのブエナビスタを見るかのような鮮烈な勝利で、同世代ではちょっと抜けた感も。

 

◆◇◆ 早くも重賞でPOC2歳世代三つ巴 ◆◇◆

-2010/10/04-

この時期に既に新馬勝ちを8頭も輩出しているPOC。早くも札幌2歳Sで3頭が激突。1番人気はデビュー戦を7馬身差の圧勝で飾ったギルボオーナーのアドマイヤセプター。2番人気はPOC2歳世代一番星、高畠オーナーのアヴェンチュラ。千葉オーナーのルルーシュが4番人気で続く。
結果、POC2歳世代初重賞制覇はならなかったが、2着にアヴェンチュラ、3着アドマイヤセプター、4着ルルーシュと上位独占。重賞勝ちが1頭もいない現3歳世代とは違う層の厚さをまざまざと見せつけた。

 

◆◇◆ キャプテントゥーレ 朝日チャレンジカップ連覇 ◆◇◆

-2010/09/12-

千葉オーナーのキャプテントゥーレが、朝日チャレンジカップの連覇を達成。この秋は同馬とブエナビスタの二枚看板で、オーナートップの座をさらに堅固にしていく。
POC馬による同一重賞連覇は、ぷうオーナーのアドマイヤグルーヴによるエリザベス女王杯(GI)[2003〜2004年]、同じくぷうオーナーのユートピアのマイルCS南部杯(GI)[2004〜2005年]に次ぐ3度目。

 

◆◇◆ 2年連続 POC2歳世代初出走初勝利 アヴェンチュラ ◆◇◆

-2010/06/20-

昨年の田坂オーナーのダノンパッションに続いて、今年は高畠オーナーのドラフト3位アヴェンチュラが、POC2歳馬初出走初勝利を決めた。ディープ産駒デビュー第1号となる1番人気シュプリームギフトも完封し、2着のエイシンオスマンを31/2馬身突き放す圧勝。フサイチホウオー、トールポピーと続く高畠オーナーの血統馬で、来年のクラシックへ。

 

◆◇◆ POCドラフト2010開催 ◆◇◆

-2010/06/12-

新たな参加者が増えて、全6オーナーによる『POCドラフト2010』が『かに道楽』で開催された。
増員分も含めて、今年のドラフト登録頭数は58頭と、昨年の40頭から18頭の大幅増。
指名された馬の厩舎別の人気順は、角居厩舎が7頭で、昨年の6頭に続いて2年連続最多指名。2位には藤沢和、池江寿が共に5頭で続く。
種牡馬別では、戦前の予想通りディープインパクトがダントツの23頭指名。昨年のトップがアグネスタキオンの10頭で、サンデーサイレンス時代の再来とも言えるフィーバーぶり。アグネスタキオンも7頭でがっちり2位をキープし、3位にはジャングルポケットが5頭で大躍進。ギルボオーナーの4頭指名が効いた。
今年も上位人気馬はおおよそ出尽くした感があり、結果的に不審だった2009年度を上回るのは必至。

 

◆◇◆ 女帝ブエナビスタ ヴィクトリアマイルでGI4勝目 ◆◇◆

-2010/05/17-

もはや牝馬では相手にならないとばかりに、単勝1倍台の圧倒的支持を受けて出走したGIヴィクトリアマイルのブエナビスタ。ドバイ遠征帰りでまだ本調子ではなかったと陣営が明かしたが、それでもしっかりとクビ差で勝つところがこの馬の凄さ。これで千葉オーナーは、田坂オーナーから再びトップを奪い返した。昨年と同じく二人のデッドヒートが始まる。

 

◆◇◆ 良血トゥザグローリー 青葉賞2着で田坂オーナートップに ◆◇◆

-2010/05/04-

田坂オーナーの昨年のドラフト2位指名馬トゥザグローリーが、デビューから無傷の2連勝の勢いでダービートライアル青葉賞も2着。これで勝ち星を伸ばせない千葉オーナーを交わして、田坂オーナーがリーディングトップに躍り出た。

 

◆◇◆ ブエナビスタ ドバイシーマクラシック2着 ◆◇◆

-2010/03/28-

ライバルのレッドディザイアと共にドバイに遠征中のブエナビスタが、GIドバイシーマクラシックに出走。惜しくも2着に敗れはしたが、鞍上のペリエ騎手は、「凱旋門賞も狙えるのではないか」としっかりした手応えを掴んでいた。国内に戻ってからのレッドディザイアとのライバル物語も楽しみだ。

 

◆◇◆ 早くも今年の大本命登場
    ブエナビスタ 京都記念V 
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-2010/02/23-

昨年のPOC年度代表馬ブエナビスタが京都記念で始動。ラストは一旦交わされるかと思わせて、二枚腰で伸びる味のある競馬で見事に勝利。牝馬ながらもやはり能力は現役トップクラス。次はドバイか。
この勝利で、先週フォゲッタブルの一撃でトップに立った田坂オーナーを、さらに一撃で交わして千葉オーナーがトップに躍り出た。

 

◆◇◆ フォゲッタブル 春天当確か
    ダイヤモンドS完勝!    
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-2010/02/16-

菊花賞、ステイヤーズSと3000m以上のマラソンレースで開花した田坂オーナーのフォゲッタブルが、ダイヤモンドSも完勝と言える内容での勝利。層の薄い長距離戦線で、もはや春の天皇賞はもらったも同然。
田坂オーナーはわずか一撃で空耳オーナーを抜き去り、早くも今年のリーディングトップに躍り出た。

 

◆◇◆ 2010年度POC展望 ◆◇◆

-2009/12/30-

千葉オーナー

ブエナビスタが現役でいる限り上位は約束されたようなもの。そこにキャプテントゥーレが加わり、ダートではゴールデンチケットがじわじわと力をつけてきている。さらにカジノドライヴ、ブラックシェル、ファリダット、アドマイヤショットが復帰してくれば、優勝は決まったようなもの。3歳のゴールスキーとアドマイヤプリンスも先々が楽しみで、1頭や2頭の怪我ではびくともしないくらいの史上空前の布陣。2010年も他オーナーは、いかに食らいついていくかが焦点。

田坂オーナー

フォゲッタブル、トライアンフマーチの3歳勢が主力として申し分なし。こちらも層の厚さはトップクラスで、ザレマ、アドマイヤオーラ、キャプテンベガが脇を固める。2歳もダノンパッションの離脱は痛かったが、暮れにルーラーシップが良血ぶりを発揮して圧勝。千葉オーナー追撃の一番手。

空耳オーナー

9歳にして現役続行のエアシェイディがいるが、もう一歩勝ちきれず軸としては心もとない。エイシンタイガー、ミクロコスモスのもう一段上の活躍を期待したいところ。2歳がほぼ底を見せてしまい、現状はダノンスパシーバ1頭に頼る状況。未デビュー組のインペリアルマーチに期待したいが、今年は相当な苦戦が予想される。

林オーナー

古馬にウォータクティクスとトーセンジョーダン、ポルトフィーノがいるが、やはり期待は絶好調の2歳馬。大将格のリルダヴァルの骨折は軽症で、春には間に合う。テイラーバートン、アドマイヤテンバはクラシック戦線に乗ってくることは確実で、モズ、マシュケナーダ、セイクリッドセブンと楽しみな馬も多く、未知の魅力は一番。

高畠オーナー

古馬には頼れないが、今年の2歳は例年とは違う手応え。メイショウホンマルは最後に期待を裏切ったが、その前の走りを見る限り底を見せたとは思えず、ダイワファルコン、レーヴドリアンと楽しみな馬も勝ちあがってきた。レッドステラーノもすぐに勝ち上がるだろうし、デビューを待つ馬が5頭も控えている。今年こそ爆発するか。