ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC2011年度代表馬 3冠馬オルフェーヴル ◆◇◆

-2011/12/30-

2011年のPOC年度代表馬は、強豪揃いの古馬を押しのけて高畠オーナーの3冠馬オルフェーヴルが文句なしで獲得。有馬記念で古馬との直接対決も制し、まったく疑問の余地もない戴冠。同時に最優秀3歳馬と最多勝馬にも輝いた。
最優秀2歳馬も高畠オーナーで、無傷の2連勝でGIを制した超良血ジョワドヴィーヴル。
最優秀オーナーと最多勝オーナーもいずれも高畠オーナーで、POC入会以来初戴冠。悲願のリーディング奪取がダントツの結果となった。
戦前は千葉、林、田坂3オーナーの激戦が予想されたが、年間GI6勝という恐るべきパフォーマンスを魅せた高畠オーナー一色に染まった年となった。他のオーナーも、ブエナビスタ、トーセンジョーダン、マルセリーナとGI馬を出しているにも関わらず、まったく寄せ付けることはなかった。

 

◆◇◆ オルフェーヴル4冠達成 有馬記念で古馬撃破!
    世代No.1から日本No.1へ        
 ◆◇◆

-2011/12/25-

出走馬13頭中5頭がPOC馬という、年末を締めくくる豪華なメンバーが揃った今年の有馬記念。1番人気は高畠オーナーの3冠馬オルフェーヴル、2番人気は千葉オーナーのGI6勝馬ブエナビスタ、3番人気は天皇賞を日本レコードで制したトーセンジョーダンとPOC馬が上位人気独占。その戦いを制したのは3冠馬オルフェーヴル。古馬のトップが一堂に会したこのレースで、超スローの中を後方から進める不利な条件を克服しての勝利は、統一王者誕生といえる結果となった。
この勝利でオルフェーヴルは、ディープインパクトをわずか200ポイント上回る年間最多POCポイント新記録達成、同時に年間最多勝記録でもエアエミネム、ビッグウルフ、ディープインパクトに並ぶ6勝を達成した。高畠オーナーは年間最多GI勝利記録を6に伸ばし、年間最多勝でも2002年の林オーナー、2003年の千葉オーナーに並ぶ22勝となった。
近年最強クラスが揃った今年のPOCの中でも、オルフェーヴルの輝きはさらに上をいくものだった

 

◆◇◆ ジョワドヴィーヴル 史上初デビュー2戦目でGIV ◆◇◆

-2011/12/11-

高畠オーナーのデビュー戦を勝ったばかりの1勝馬ジョワドヴィーヴルが、抽選を突破してGI阪神ジュベナイルFに出走。現役最強馬の1頭千葉オーナーのブエナビスタの妹とはいえ、さすがにデビュー2戦目のここは善戦止まりが精一杯かと思われたが、これが2走目とは思えない貫録のレースぶりで2着に2馬身半差をつける完勝でGI制覇。姉を彷彿とさせる快挙達成。ドラフト時は各オーナーが牽制し合った結果1位指名なしとなり、高畠オーナーが2位できっちりかっさらっていったあの時点から、もう快挙は始まっていた。
この勝利で高畠オーナーは年間GI5勝のPOC新記録を樹立し、年間最多GI勝利頭数でもぷうオーナーの3頭タイとなった。さらにあと1勝で年間最多勝記録の22勝に並び、昨年の3強オーナーでさえも今の高畠オーナーには歯が立たない

 

◆◇◆ POC馬ジャパンカップワンツー!!
    ブエナビスタ 世界制圧!
      ◆◇◆

-2011/11/27-

POC馬のGI大量出走が続く中、今週もジャパンカップに千葉オーナーのブエナビスタ、林オーナーのトーセンジョーダン、田坂オーナーのトゥザグローリーの3頭が出走。人気は日本馬トップとなる2番人気ブエナビスタ。結果は中位から足を伸ばしたブエナビスタが2着のトーセンジョーダンをクビ差抑えての勝利。通算6度目になるPOC馬による中央GIワンツー達成。ブエナビスタはGI6勝目となり、あと1勝で空耳オーナーのディープインパクトの7勝に並ぶ。2着のトーセンジョーダンも負けはしたものの、前走の日本レコードがフロックでないことを証明する見事な走りを見せた。
ジャパンカップは空耳オーナーのディープインパクト以来POC馬2勝目。POC馬は今年の秋GIを早くも4勝目。脅威の黄金期。

 

◆◇◆ POC馬3週連続GIV
    トーセンジョーダン 天皇賞を鮮烈の日本レコードV
 ◆◇◆

-2011/10/30-

今週もGI天皇賞にPOC馬3頭が出走。人気は秋天連覇を狙う千葉オーナーのブエナビスタ。人気は劣りながらも、林オーナーのトーセンジョーダンと田坂オーナーのトゥザグローリーも十分勝利を狙える力は持っている。
POC馬3頭の決戦は、7番人気だった林オーナーのトーセンジョーダンが制した。しかもタイムは破格の日本レコード。GI初Vながらもあまりに鮮烈な勝ちっぷりは、古馬の王者を襲名したと言っても過言ではない。ブエナビスタは4着、トゥザグローリーは5着で、すべて掲示板は確保しており、最近のPOC馬の異常なまでのレベルの高さがうかがえる。この勝利で林オーナーは、千葉オーナーとギルボオーナーとの熾烈な3位争いから一歩抜け出した。
これでPOC馬が史上初の3週連続GIV。残念ながら来週はGIがないため記録は途絶えるが、さらに翌週にもPOC有力馬が集うエリザベス女王杯が控えており、今年のPOC馬のGI勝利はさらに上積みされる可能性が濃厚だ。

 

◆◇◆ オルフェーヴル POC史上2頭目の三冠達成! ◆◇◆

-2011/10/23-

高畠オーナーのオルフェーヴルが、三冠を賭けて菊花賞に出走。断然の1番人気に支持されながらも、まったく動じることなく2着に2馬身半差をつける完勝で見事に三冠馬に輝いた。POCの三冠馬は空耳オーナーのディープインパクト以来2頭目。無敗とはいかなかったが、安定感ある走りはディープを上回る感さえある。
この勝利で高畠オーナーは年間最多GI勝利のPOC記録に並ぶ4勝。先週は秋華賞をアヴェンチュラが制しており、同一オーナーによる2週連続GI勝利も、空耳オーナーのバブルガムフェロー(天皇賞・秋)、ダンスインザダーク(菊花賞)に次ぐ2度目の快挙。さらに同馬は年間5勝目を挙げ、POCタイ記録となる6勝に王手をかけた。
騎手を振り落したデビュー当時からは想像もつかないほどの安定感を得て、さらに記録を伸ばしていくことは間違いない。

 

◆◇◆ 古馬撃破は本物 アヴェンチュラ最後の一冠をゲット ◆◇◆

-2011/10/16-

田坂オーナーの桜花賞馬マルセリーナと、前走で古馬を撃破して復活の狼煙を上げた高畠オーナーのアヴェンチュラが牝馬クラシック最後の一冠秋華賞で対戦。結果はアヴェンチュラが女王の風格を感じさせる完勝。マルセリーナは7着に敗れた。高畠オーナーは牡馬にも三冠に挑戦するオルフェーヴルを擁しており、この勝利で今年牡牝通算三冠目。オーナーリーディングでも田坂オーナーとの差をさらに広げていく。
この世代のPOC牝馬戦線にはこの2頭を寄せ付けなかった林オーナーのレーヴディソールも控えており、他にもグルヴェイグ、ドナウブルーなども、まさにPOC牝馬黄金世代。

 

◆◇◆ グランデッツァ 素質開花の重賞制覇 ◆◇◆

-2011/10/01-

8月末にようやく2歳世代初勝利を挙げたPOCだったが、千葉オーナーのドラ1グランデッツァが、未勝利勝ちからの連勝で札幌2歳ステークスを制覇。いきなり世代初となる重賞制覇を果たした。千葉オーナーはこれで2歳世代3頭が勝ち上がっての4勝目と、久々の当たり世代。
札幌2歳ステークス制覇は、意外にもPOC馬初。

 

◆◇◆ 三冠への地盤固め着々 オルフェーヴル秋初戦完勝 ◆◇◆

-2011/09/25-

高畠オーナーの二冠馬オルフェーヴルが、秋初戦となる神戸新聞杯を圧倒的1番人気に応えて完勝。レースは中団から進めて、ラストはきっちり最速の32.8秒でまとめるまったく危なげのない内容。クラシックが始まるまでとはまるで別馬のような安定感で、POC史上2頭目となる三冠馬誕生はほぼ決まったか。

 

◆◇◆ 32.5秒脅威の末脚 エネアドPOC2歳世代初勝利 ◆◇◆

-2011/08/27-

1番人気に支持される馬は何頭もいながら、未だに勝ち星のないPOC2歳世代。しかしその鬱憤をまとめて晴らすかのような32.5秒の恐るべき末脚を見せて、千葉オーナーのドラフト10位指名馬エネアドが新馬戦を快勝。8月末の遅い世代初勝利となった。タイムについては特筆すべき点はないものの、この鋭すぎる末脚は強力な武器になる。

 

◆◇◆ トーセンジョーダン GII3勝目 ◆◇◆

-2011/08/21-

夏の最強馬決定戦、札幌記念に林オーナーのトーセンジョーダンが出走し、1番人気に応えて接戦を制した。これでGII3勝目。もう欲しいのはGIのみ。
この勝利で同馬はリーディング2位にジャンプアップし、オーナーリーディングも3位に浮上。上位とは水をあけられたが、このままでは終わらない。

 

◆◇◆ POC3歳牝馬2強にもう一頭参戦
    
アヴェンチュラ クイーンS
で古馬相手に重賞初制覇 ◆◇◆

-2011/08/14-

春の3歳牝馬クラシック戦線を棒に振り、前走1600万条件からの再スタートで見事に勝利を収めた高畠オーナーのアヴェンチュラが、GIIIクイーンSで再度古馬に挑んだ。結果は古馬相手に堂々の連勝を決め、初重賞制覇となった。この世代は怪我で休養中だが超GI級の2歳女王、林オーナーのレーヴディソールに、田坂オーナーの桜花賞馬マルセリーナと、GI馬2頭が大きく抜けているが、古馬相手の重賞制覇なら戦績としてはまったくそん色なく、今後の三つ巴の戦いが注目される。
この勝利で高畠オーナーは、圧勝ムードだった田坂オーナーをついに捉えて堂々のリーディングトップに立った。自身初の年間リーディングも見えてきた。

 

◆◇◆ POCドラフト2011開催 ◆◇◆

-2011/06/12-

6月10日、POCの2011年のドラフトが『かに道楽』で開催された。
今年のドラフト全登録頭数は51頭。
牡牝の割合は、牡馬35頭、牝馬16頭。空耳オーナーは牝馬の方が多く、ギルボオーナーも牡牝同数、高畠オーナーも牝馬5頭と、昨今の牝馬の活躍の影響もあってか、今年は牝馬の指名が目立った。ブエナビスタを擁する千葉オーナーの牝馬指名がなかったのも逆に特徴的だった。
種牡馬別では、昨年に続きディープインパクトがトップで18頭、次いでアグネスタキオンが昨年よりも票を伸ばす12頭、3位は団子状態から1頭分抜け出したキングカメハメハの4頭。オーナー別では、千葉オーナーと高畠オーナーがディープ固め、ギルボオーナーがアグネスタキオン固めでそれぞれ5頭のフル指名。
厩舎別では、角居が3年連続のトップとなる5頭。同数で音無、池江寿も5頭のトップタイ。1頭差の4位には、橋口、藤原英が並んだ。例年よりも厩舎は分散傾向。
今年もPOG本、ネットでの上位人気馬はほぼ出尽くした感があり、現3歳世代のクラシック席巻の再現もあり得る。

 

◆◇◆ 雨でも切れる オルフェーヴル二冠 ダービー完勝 ◆◇◆

-2011/05/29-

今年もPOCから大挙5頭が出走した日本ダービー。1番人気は皐月賞を制した高畠オーナーのオルフェーヴル。切れ味が身上の同馬への雨の影響が心配されたが、馬群の間をすり抜けて全く鈍ることのない切れる脚で圧勝。文句なしの二冠馬が誕生した。
POC馬による皐月、ダービーの両制覇は、千葉オーナーのネオユニヴァース、空耳オーナーの三冠馬ディープインパクト以来3頭目。前日のルーラーシップの勝利がなければ、圧倒的な強さを誇る田坂オーナーを逆転していたほどの高畠オーナーの快進撃。オルフェーヴル1頭で田坂オーナーの古豪に立ち向かう。

 

◆◇◆ ドバイ帰りのルーラーシップ 出遅れてもGII勝利 ◆◇◆

-2011/05/28-

ドバイでは6着と敗れたルーラーシップが、宝塚記念のステップレース金鯱賞に1番人気で出走。スタートで大きく出遅れて不良馬場もあって万事休すかと思われたが、軽快な逃げで最後の直線も後続を突き放す千葉オーナーのキャプテントゥーレを、ゴール前で見事に差し切っての勝利。この馬場であれほどの不利さえものともしない勝利は、現役最強を匂わせる。

 

◆◇◆ オルフェーヴル 皐月賞を3馬身差圧勝! ◆◇◆

-2011/04/24-

震災の影響で東京競馬場での変則開催となった今年の皐月賞。POC馬5頭出しの中、勝ったのは高畠オーナーのオルフェーヴル。最後は一頭だけ違う伸びを見せ、2着に3馬身差の圧勝。気性に難があると言われている割には、崩れたのは一度きりで実は安定感も抜群。混戦と言われた今年の牡馬戦線だが、これで一歩抜け出した感。
今年のリーディングも、古馬のトゥザグローリーを抜いてオルフェーヴルがトップに立った。

 

◆◇◆ マルセリーナ 桜戴冠
    田坂オーナー早くも独走態勢に 
◆◇◆

-2011/04/10-

三冠候補だった林オーナーのレーヴディソールが、骨折で無念のリタイアとなった今年の桜花賞。そんな中でもこの世代のPOCの層は厚く、田坂オーナーのマルセリーナが2番人気、ギルボオーナーのダンスファンタジアが3番人気で出走。結果はマルセリーナが見事な走りで完勝。世代のトップに立つと共に、POCリーディングも1位に躍進。
田坂オーナーはダイワスカーレット以来桜花賞2勝目。激戦が繰り広げられるオーナーリーディングも、先週と今週で一気に独走態勢に入った。

 

◆◇◆ トゥザグローリー GII連勝
    日経賞を圧倒的な強さで勝利
 ◆◇◆

-2011/04/02-

田坂オーナーのトゥザグローリーが、日経賞で圧倒的な強さを見せつける勝利。これでGII連勝となり、古馬の頂点も見えてくるほどの成長ぶり。田坂オーナーにとっては心強い、ルーラーシップとの強力なツートップ体制が完成。これでもまだ成長途上の可能性もあり、他オーナーにとっては末恐ろしい存在になる。

 

◆◇◆ オルフェーヴル スプリングS豪脚V ◆◇◆

-2011/03/27-

高畠オーナーのオルフェーヴルが、POC馬5頭と他にも錚々たるメンバーの集まるスプリングSを勝利。クラシック有力候補がまた誕生した。同馬は今年のPOCリーディングトップのトゥザグローリーを抜いて、古馬も含めてのトップに躍り出た。同時に高畠オーナーもギルボオーナーを抜いて3位に浮上。三つ巴の激戦に新たに参戦。

 

◆◇◆ 無敗の2歳女王レーヴディソール
    チューリップ賞圧勝 三冠見えた!
 ◆◇◆

-2011/03/05-

無敗の2歳女王レーヴディソールが、春初戦となるチューリップ賞に出走。レースが始まる前から勝負がついたかのような単勝1.1倍の圧倒的人気に応え、一頭だけ次元の違うレースで2着に楽々4馬身差をつける圧勝。相手に恵まれたとはいえ、安定感のある走りはブエナビスタ以上の可能性も。脚さえ無事なら牝馬三冠は決まったか。
林オーナーはギルボオーナーを抜いて2位に浮上。抜け出した田坂オーナーに再び襲いかかる。

 

◆◇◆ 田坂オーナー早くもGII2勝目
    トゥザグローリー 京都記念制覇
 ◆◇◆

-2011/02/13-

先月ルーラーシップでGIIを勝った田坂オーナーが、GII京都記念をトゥザグローリーで勝利。2頭の大車輪の活躍でオーナーリーディングトップに立った。今年のPOCは史上最もハイレベルな争いが展開される。

 

◆◇◆ ギルボオーナー2頭目の重賞勝ち馬
    トーセンラー インパクト抜群のきさらぎ賞V
 ◆◇◆

-2011/02/07-

きさらぎ賞にPOC馬4頭が集結。ギルボオーナーは2番人気トーセンラーと4番人気コティリオンの2頭出し。最後の直線、リキサンマックスの逃げ切り圧勝かと思われたところを、トーセンラーが信じられないような末脚でゴール前強襲。クビ差で勝利をもぎとった。なかなか見られない衝撃の末脚で、一気にクラシック戦線の主役に躍り出る圧倒的なインパクト。POC初年度オーナーのダービージンクスはこの馬か。
この勝利でトーセンラーが今年の2歳リーディングトップに立ち、同オーナーのダンスファンタジアとワンツー体制。オーナーリーディングでも2位の田坂オーナーにわずか50P差の3位肉薄。トップの林オーナーとも150P差と三つ巴の大混戦。
3着に敗れた高畠オーナーのオルフェーヴルも上がり最速で3着。このレースの上位馬はそのままクラシックに直結しそうなメンバー。

 

◆◇◆ 早くも激闘再燃 トーセンジョーダンAJCC制覇 ◆◇◆

-2011/01/23-

昨年暮れの林オーナーと田坂オーナーの激闘が今年も継続の様相を見せ、先週の田坂オーナーのGII制覇に続いて、今週は林オーナーのトーセンジョーダンがGIIアメリカジョッキークラブカップを制覇。古馬最強をも賭けた熱闘はさらに加速していく。

 

◆◇◆ ルーラーシップ 日経新春杯でGII制覇 ◆◇◆

-2011/01/16-

昨年の3強オーナーの一角、田坂オーナーのルーラーシップがGII日経新春杯で2着に2馬身をつける完勝。GI級のメンバーを相手の完勝とあって、一躍GI戦線の主役級に躍り出た。2011年、3強オーナーの中から、まずは田坂オーナーが先手を取った。

 

◆◇◆ ギルボオーナー初重賞制覇
    ダンスファンタジア フェアリーS勝利
 ◆◇◆

-2011/01/10-

GIIIフェアリーSに、ギルボオーナーの良血牝馬2騎が1、2番人気で出走。結果は1番人気のダンスファンタジアが2着に21/2馬身差をつける完勝で、ギルボオーナーに初重賞制覇のプレゼント。もう一頭のアドマイヤセプターも3着に入り、ギルボオーナーは幸先のいい見事なスタートダッシュを決めた。同馬は、一頭突出している林オーナーのレーヴディソール追撃の一番手として名乗りを上げる。

 

◆◇◆ 2011年度POC展望 ◆◇◆

-2010/12/28-

千葉オーナー

錚々たるメンバーを揃えた2010年だったが、結果的にはブエナビスタ1頭に頼る形。それでも首位を独走できるほどの力を示し、2011年もブエナビスタがいる限り安泰だが、一枚岩では不測の事態に対処できないため、確たる2番手が欲しいところ。キャプテントゥーレがもう一皮むければ盤石の基礎ができあがる。爆発力ではカジノドライヴとアドマイヤプリンスが楽しみだが、他のオーナーに比べて2歳馬の不調が気になる。場合によっては後半戦伸び悩みもありえるか。

林オーナー

トーセンジョーダン、リルダヴァルがいて、2歳にレーヴディソールとダノンバラード。これだけで首位を狙える布陣だが、2歳馬の大当たりぶりが尋常ではなく、ドナウブルー、リベルタス、ハンドインハンド、アサクサショパンと、まさにオールスター。王者千葉オーナーがブエナビスタ1頭なら、数の暴力で十分逆転可能。2011年リーディング最有力。

田坂オーナー

林オーナーと暮れの激闘を演じたトゥザグローリーとルーラーシップに、フォゲッタブルを加えて安定感は抜群。2歳馬もラストに一気に頭角を現し始め、マルセリーナ、グルヴェイグ、カーマインと、重賞級以上を期待できる素材が並ぶ。3強オーナーの一角としてまったくヒケはとらない。

空耳オーナー

古馬が思ったほど稼げず苦戦を強いられた2010年。しかし後半戦の2歳勢の活躍で徐々に光が見えてきた。ホーマンフリップの戦線離脱は痛いが、リフトザウイングス、スマートロビンの2騎の牡馬クラシックに望みをかける。今は未来への芽を育てるとき。

高畠オーナー

レーヴドリアン、アヴェンチュラと不運が続いたが、3歳のダイワファルコンがようやく軌道に乗れそうな手応え。2歳もアドマイヤコリン、オルフェーブル、ヴィジャイと粒は揃っている。この2歳馬の中から将来の軸となる馬が現れるかどうかにかかっている。

ギルボオーナー

初参加ながらも2歳に駒が揃った。2戦2勝のサトノオーと、牝馬にはダンスファンタジア。1勝馬にもコティリオン、トーセンラー、アドマイヤセプターとオープン級は堅そうな馬がずらり。他のオーナーの2歳馬がおおよそ出尽くした中で、まだ8頭もの未デビュー馬が残っており、POC初年度オーナーのビギナーズラックと合わせて、3強オーナー相手に渡り合える可能性も。