ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC2014 年度代表馬トゥザワールド
    
ギルボオーナー史上初のグランドスラム達成 
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-2014/12/30-

2014年は終わってみれば終盤で勝ち星を重ねたギルボオーナー一色の年となり、表彰対象がオーナーと馬のどちらもギルボオーナーで埋め尽くすPOC史上初のグランドスラムを達成した。
ギルボオーナーは最優秀オーナーと最多勝オーナーに輝き、最優秀オーナーは昨年に続いて2年連続、最多勝の21勝はPOC記録タイまであと1つと迫る数字で、最終週に人気馬大挙出走で記録更新に期待が高まったが勝ちきれずに終わった。
年度代表馬はそのギルボオーナーの3歳馬トゥザワールド。GI勝利はなかったが最後の有馬記念で古馬を代表する豪華メンバー相手に2着と好走。来年は古馬の王者を目指す。
最優秀古馬は一昨年の最優秀2歳馬エピファネイアで、ポイントはジャパンカップ勝利のみだったが、世界を相手に衝撃的な強さを見せつけた。
最優秀2歳馬には、2歳にして最多勝タイに輝いた3勝馬ベルラップ。2歳馬の最多勝は2000年のぷうオーナーのシャワーパーティー以来。最多勝馬は3歳馬ステファノスも3勝で、ギルボオーナーの圧倒的な層の厚さを見せつけた。

来年はギルボオーナーの馬同士の争いとなることは必至で、他のオーナーがどう対抗していくかが焦点となる。

 

◆◇◆ トーセンスターダム復活V チャレンジカップで重賞2勝目 ◆◇◆

-2014/12/13-

高畠オーナーのトーセンスターダムがGIIIチャレンジカップに5番人気で出走。デビューから3連勝で無傷の重賞制覇を果たした素質馬が、クラシック本番では3冠すべて掲示板をはずして人気を落としていたが、後方待機策から最後までしっかりと伸びてクビ差の勝利。復活Vで重賞2勝目を挙げた。古馬になって再び主役の座を目指す。

 

◆◇◆ 世界の強豪相手に圧勝
    エピファネイア ジャパンカップ制圧 
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-2014/11/30-

昨年のクラシック戦線ではダービー馬に劣らぬ存在感を見せつけながらも、古馬になってポイントにつなげられなかったギルボオーナーのエピファネイアが、古馬GIの最高峰ジャパンカップに出走。レースは先行して最後の直線で抜け出し、2着に4馬身差を付ける圧倒的な走りで見事GI2勝目をゲット。海外GIで結果を出してきたジャスタウェイやジェンティルドンナを寄せ付けない走りで、国内ナンバーワンの実力を示す勝利となった。
ギルボオーナーは昨日のベルラップに続いて連日の重賞勝ち、10
月11月の2ヶ月で10勝の驚異的な固め勝ちで一気にリーディングの座を不動のものとした。

 

◆◇◆ ベルラップ2歳世代最重賞V第一号
    ラジオNIKKEI杯京都2歳S勝利 
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-2014/11/29-

有力馬が集まった出走8頭中5頭がPOC馬という、今年のPOC2歳戦大一番となったラジオNIKKEI杯京都2歳S。1番人気は林オーナーの2戦2勝馬ティルナノーグで1.5倍の圧倒的人気。レースはそのティルナノーグと、同じく2戦2勝の2番人気空耳オーナーのダノンメジャーが後方から。しかし最後の直線で明暗分かれ、ティルナノーグは伸びあぐねる。ダノンメジャーは大外を伸びてきたが、勝ったのは中団から抜け出した6番人気のギルボオーナーのベルラップ。POC2歳世代重賞初制覇となった。これで同じくギルボオーナーのアヴニールマルシェを抜いて2歳世代トップに君臨。
この秋絶好調のギルボオーナーは、この勝利で今年20勝の大台に乗ると共に、夏まで争っていたリーディングオーナー争いで大きくリードし、ほぼリーディング当確といえるダメ押しとなった。

 

◆◇◆ ステファノス重賞初制覇 富士S勝利 ◆◇◆

-2014/10/25-

ギルボオーナーのステファノスが、クラシック戦線からマイル路線に転向して富士Sに出走。2番人気に支持され、後方待機から最後の直線で鋭い脚を見せ、見事に差し切り勝ち。重賞初制覇となった。この後はマイルの王道を目指す
千葉オーナー、空耳オーナーに追撃され、三つ巴のリーディング争いを繰り広げていたギルボオーナーだったが、前年王者の意地を見せて一気に突き放した。

 

◆◇◆ サトノノブレス重賞2勝目 小倉記念制覇で秋へ躍進 ◆◇◆

-2014/08/10-

空耳オーナーのサトノノブレスが夏競馬に登場。小倉記念に3番人気で出走し、中団追走からまくって突き抜ける強い競馬で重賞2勝目をゲット。不振のダイワマッジョーレに代わって、空耳オーナーの大黒柱としても期待されるところ。
この勝利で同馬は年間リーディング2位に浮上し、空耳オーナーもデッドヒートを繰り広げる千葉、ギルボオーナーに大きく詰め寄り、トップを見据える。

 

◆◇◆ ウインマーレライ ラジオNIKKEI賞で重賞初V
    千葉オーナー再びリーディングトップへ       
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-2014/07/06-

千葉オーナーのウインマーレライがラジオNIKKEI賞に出走。これまでの戦績から人気は5番手だったが、先行して内から抜け出すロスの少ない競馬で重賞初勝利を飾った。
この勝利で千葉オーナーはギルボオーナーを抜いて再びリーディングトップへ。熾烈なリーディング争いが繰り広げられる。

 

◆◇◆ 遅咲きディサイファ悲願の初重賞制覇 エプソムカップ勝利 ◆◇◆

-2014/06/15-

オープン入りして善戦を続けてきた空耳オーナーの5歳馬ディサイファが、GIIIエプソムカップに出走し、22戦目にしてようやく悲願の初重賞制覇を果たした。じっくりと確実に力を付けてきた期待馬がさらなる上を目指していく。

 

◆◇◆ POC2歳世代初出走初勝利 アヴニールマルシェ ◆◇◆

-2014/06/15-

新馬戦開幕2週目となる今週、POC2歳世代初出走を飾ったのは、ギルボオーナーの2騎、ドラフト2位アヴニールマルシェと4位のベルラップ。いきなりドラフト上位馬が2頭出走となった結果は、1番人気アヴニールマルシェが33.9秒の末脚を繰り出しての勝利。見事にPOC2歳世代初出走初勝利を飾った。リーディングオーナーが2歳世代もリードする形で開幕。

 

◆◇◆ POCドラフト2014開催 ◆◇◆

-2014/06/07-

新馬戦開始を前日に控えた6月6日、かに道楽でPOCドラフト2014が開催された。
今年のドラフト登録頭数は、昨年より3頭多い45頭。
牡牝の割合は牡馬32頭、牝馬13頭で、前年度の牝馬の活躍が目立った影響か、やや牝馬の割合が増加。どのオーナーも牡牝の偏りなくバランス良い指名となっている。
種牡馬別ではディープインパクトが昨年より1頭多い14頭指名。新種牡馬の目玉ハービンジャーは8頭の指名でディープに次いで2位。全オーナーが1頭または2頭を指名し、新種牡馬ながらも無視するオーナーはいなかった。ディープインパクト以外の種牡馬固めはみられず、ディープインパクトは昨年5頭指名した高畠オーナーが今年も4頭指名で攻勢をかける。
厩舎別では池江が昨年と同数の6頭で昨年に次いで指名数トップ、2位は5頭の指名で須貝と石坂が浮上してきた
。高畠オーナーは昨年の池江厩舎3頭指名から今年は4頭指名に増加させ、池江固めの傾向が伺える。
今年は牡馬牝馬、厩舎、種牡馬とも、どのオーナーも偏りのないバランスの良い指名傾向が特徴的なドラフトとなった。

 

◆◇◆ グランデッツァ日本レコードV 千葉オーナートップへ躍進 ◆◇◆

-2014/05/20-

千葉オーナーのグランデッツァがオープン特別の都大路Sに出走。1番人気は空耳オーナーのディサイファだったが、5番人気のグランデッツァが早いペースを先行してそのまま後続を突き放す一方の圧勝で、日本レコードでの勝利を飾った。オープン特別とはいえまさに異次元の勝ちっぷりで、クラシック戦線で1番人気に押されたほどの素質馬がいよいよ復活の狼煙を上げる。
この勝利でじわじわとポイントを増やしていた千葉オーナーが、一時は独走態勢にあったギルボオーナーを抜いてトップに立った。大黒柱のキズナの戦線離脱をものともせず、さらに突き進む。

 

◆◇◆ 良血サングレアル フローラステークス勝利
    いざオークスへ!             
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-2014/04/27-

高畠オーナーのドラフト2位指名馬サングレアルが、GIIフローラステークスに出走。2戦1勝と戦績は目立たないが、ビワハイジを母に持つ超良血。レースでは後方につけ、直線で大外に出して一気のごぼう抜き。最後はアタマ差でかわしての勝利。良血がしっかりとオークスに間に合った。

 

◆◇◆ ワールドエース GIIマイラーズカップで復活V ◆◇◆

-2014/04/27-

一昨年のダービーから屈腱炎で長期休養中だった林オーナーのワールドエースが、復帰二戦目のマーラーズカップに出走。空耳オーナーのレッドアリオンが逃げる中、前目につけて追走し、ラストは33.2秒の鋭い脚でレコード勝ち。クラシック戦線の主役を張った力は本物だった。GI勝利へ向けて再始動する。

 

◆◇◆ ライバルを圧倒 キズナ今年緒戦の大阪杯完勝 ◆◇◆

-2014/04/06-

千葉オーナーのダービー馬キズナと、ギルボオーナーの菊花賞馬エピファネイアが、GIを前に早くも産経大阪杯で頂上決戦。ダービーで直接対決を制したキズナを押しのけて、1番人気はエピファネイア。レースは互いに相手を意識するように後方に待機する形で進み、最後の直線で2頭が大外を追い上げる。しかし脚色はキズナが上で、先頭に立ったトウカイパラダイスを一気に抜き去って勝利。エピファネイアは3着に終わった。
この勝利で千葉オーナーはわずかにギルボオーナーを抜いてオーナーリーディングトップへ。早くも2人の熾烈なリーディング争いが始まる。

 

◆◇◆ クラシック主役候補また一頭 トゥザワールド弥生賞制覇 ◆◇◆

-2014/03/09-

3連勝中のギルボオーナーの良血馬トゥザワールドが、断然の1番人気でクラシックへの登竜門、弥生賞に出走。道中は中団に待機し、直線に入るや早々と先頭に立って後続を突き放す競馬。最後はワンアンドオンリーに詰め寄られたが、抜け出す脚はGI馬の風格を感じさせた。この勝利で同馬は世代トップのトーセンスターダムを抜いて世代リーディングに立ち、ギルボオーナーも空耳オーナーを抜いてリーディングトップへ。2年連続のリーディングへ早くもエンジン全開。

 

◆◇◆ 世代初重賞制覇 トーセンスターダム きさらぎ賞勝利 ◆◇◆

-2014/02/09-

昨年のPOC最優秀2歳馬トーセンスターダムが、デビューから3連勝できさらぎ賞を勝利し、POC3歳世代初の重賞制覇となった。世代最強とも言われた1番人気バンドワゴンをアタマ差差し切っての価値ある勝利で、オルフェーヴルなき後の高畠オーナーに再び光が差してきた。

 

◆◇◆ 菊花賞2着馬サトノノブレス 日経新春杯で初重賞制覇 ◆◇◆

-2014/01/19-

デビュー当初から素質を評価され、菊花賞2着でようやく頭角を現してきた空耳オーナーのサトノノブレスが、日経新春杯に2番人気で出走。休み明けで馬体重大幅増が不安要素ではあったが、レースを引っ張る逃げの戦法で押し切る競馬を見せ、初重賞制覇を達成。前日のニューイヤーSを勝ったレッドアリオンに続いて空耳オーナーが2014年の好スタートを切った。

 

◆◇◆ 2014年度POC展望 ◆◇◆

-2013/12/28-

ギルボオーナー

エピファネイアで初GI制覇を果たした直後にトーセンラーも続き、一気に初のリーディングオーナーへと上り詰めた今期。来年もこの2騎でダービー馬キズナ擁する千葉オーナーを迎え撃つ。2歳にもトゥザワールド、シャドウダンサー、ダイワレジェンドと粒揃いの布陣を敷き、層の厚さも出てくれば2年連続リーディングオーナーも見えてくる。リーディング最有力。

高畠オーナー

オルフェーヴルはリーディングホースではあったものの、圧倒的な強さからすれば稼いだポイントは物足りなかった感。同馬のいない来期は、古馬ではダイワファルコンが中心となるが、さすがに落差が大きい。ここは2歳のトーセンスターダム、サングレアルあたりの躍進が望まれる。

千葉オーナー

期待されたルルーシュがあと一歩足りなかったが、キズナの登場で盛り返した。来期もキズナを中心に、ルルーシュがもう一皮むければ、エピファネイア、トーセンラー擁するギルボオーナーに対抗できる。そこにレーヴデトワール、ウインマーレライ、ベルキャニオン、モンドシャルナ、サトノルパンと、2歳の有力馬たちが加われば、リーディングの可能性も十分。

空耳オーナー

ダイワマッジョーレの活躍でようやく息を吹き返した今期。そこにサトノノブレス、ディサイファ、ラウンドワールドと後半に伸びてきた組が加わり、他オーナーのようなスターホースは不在ながらも、上位の層の厚さで上位進出を狙える布陣は整ってきた。2歳はガリバルディの活躍如何にかかっているが、すべてがかみ合うようならリーディングオーナー争いに加わってくることも。

林オーナー

前半戦の活躍でGI級の期待が持たれたダノンバラードが後半に伸びず、トーセンジョーダンもトップクラスの力を見せながらもノーポイントに終わったことで計算が狂い、リーディングから一気に転落してしまった。しかし一級品の素材の宝庫であることは変わりなく、現役続行するトーセンジョーダン、ダノンバラード、ドナウブルー、ワールドエース、ダートではガンジスと、このあたりがまともに走れば、ダントツのリーディングオーナーになっても不思議はない。どのオーナーも2歳に有力馬が目白押しな中、林オーナーも負けておらず、サトノアラジン、ラングレーで存在感十分。破壊力ではナンバーワン。あとはかみ合うかどうかだけ。