ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC2015年度代表馬は二冠馬ドゥラメンテ ◆◇◆

-2015/12/29-

春のクラシックをドゥラメンテとリアルスティールで席巻した千葉オーナーが、後半勢いに陰りが見えながらもリードをキープし、5年ぶり4度目のリーディングオーナーに輝いた。
最多勝オーナーは、ラスト2週で脅威の追い上げを見せた林オーナーが19勝で戴冠。
年度代表馬は二冠馬ドゥラメンテ。故障がなければさらにポイントを伸ばしていただろう。
最優秀古馬は空耳オーナーの6歳馬ディサイファ。ずっと目立たなかったがじわじわと力をつけてついにトップに立った。
最優秀2歳馬は朝日杯FSを制した林オーナーのリオンディーズ。翌週にホープフルを制した同オーナーのハートレーを抑えての戴冠。
昨年グランドスラムを達成したギルボオーナーは、トップから一転して最下位となる波乱の一年となった。

 

◆◇◆ 林オーナーまたもや無敗重賞ウィナー
    ハートレー デビュー2連勝でホープフルS勝利
 
◆◇◆

-2015/12/27-

リオンディーズがデビュー2戦目でGIをゲットしたばかりの林オーナーのハートレーが、GIIホープフルSに出走。人気は空耳オーナーの2戦無敗馬バティスティーニが上だったが、勝ったのはこちらもデビュー2戦目となるハートレーで、一躍クラシック戦線に名乗りを上げた。空耳オーナーが上位を独占していたPOC2歳馬戦線も、わずか2週でガラリと勢力図を塗り替え、林オーナー一色となった。来年は林オーナーを追う形でPOC2歳馬戦線が開幕する。

 

◆◇◆ デビュー2戦目のGI勝利!
    リオンディーズ 朝日杯FS完勝 
◆◇◆

-2015/12/20-

林オーナーのドラフト3位指名馬リオンディーズが、新馬戦を勝ったばかりの2戦目となるGI朝日杯FSで、見事な切れ脚を見せて完勝。デビュー2戦目のGIVとなった。素質馬が次々と出てくるPOC史上最強世代で、一躍トップに君臨する。
この勝利で同馬は2歳リーディングトップに立つとともに、林オーナーも空耳オーナーを抜いて2位に浮上。林オーナーは2011年秋の天皇賞トーセンジョーダン以来4年ぶりのGI勝利で、朝日杯FSは2005年空耳オーナーのフサイチリシャール以来10年ぶりのPOC馬による勝利となった。

 

◆◇◆ ディサイファ 札幌記念でGII初勝利 重賞3勝目 ◆◇◆

-2015/08/23-

空耳オーナーのディサイファと高畠オーナーのダービーフィズが、強豪揃いの札幌記念に出走。人気はフィズのほうだったが、最後の直線で早めに抜け出して押し切ったディサイファの勝利。同馬はGII初制覇となった。これで重賞3勝目。秋のGIへ万全の態勢で臨む。
この勝利で空耳オーナーはオーナーリーディング4位から一気に2位に浮上。トップの千葉オーナーは独走態勢に入っている中で、熾烈な2位争いが始まる。

 

◆◇◆ ダービーフィズ 函館記念で初重賞制覇 ◆◇◆

-2015/07/19-

高畠オーナーの5歳馬ダービーフィズが函館記念に出走。中団追走から4コーナーで一気に先頭に押し上げ、最後の直線では2着馬との叩き合いを制して初重賞制覇を果たした。この勝利で高畠オーナーは空耳オーナーを抜いてオーナーリーディング3位に浮上。なかなか勢いに乗れない同オーナーだが、目立たないながらもしっかりとポイントを重ねて上位進出を狙う。

 

◆◇◆ グランデッツァ 3年ぶりの重賞V ◆◇◆

-2015/07/12-

千葉オーナーの6歳馬グランデッツァがGIII七夕賞に2番人気で出走し、3歳のスプリングS以来となる3年ぶりの重賞制覇を果たした。ドゥラメンテとリアルスティールという3歳の2枚看板が共に故障で休養し、大黒柱のキズナも不調にあえぐ中、まだ重賞を勝てる馬がいるという層の厚さは、他オーナーにとってはまさに驚異

 

◆◇◆ 空耳オーナー ウインオスカー JRA2歳一番星 ◆◇◆

-2015/06/06-

空耳オーナーのドラフト5位指名ウインオスカーと、高畠オーナーの10位指名馬トウショウジャイロが、今年最初の2歳新馬戦に出走。トウショウジャイロが1.4倍の圧倒的支持を集め、ウインオスカーは3番人気。しかし出遅れたトウショウジャイロは最後届かず、勝ったのは2番手から進めたウインオスカーで、今年最初の新馬戦を勝利した。

 

◆◇◆ POCドラフト2015開催 ◆◇◆

-2015/06/06-

ダービーの余韻冷めやらぬ6月5日、かに道楽でPOCドラフト2015が開催された。
今年のドラフト登録頭数は、多かった昨年よりさらに2頭増えて47頭。
牡牝の内訳は牡馬34頭、牝馬13頭で、牝馬は昨年と同数で牡馬が2頭増えた。ギルボオーナーと林オーナーが牝馬1頭のみ、千葉オーナーは牡馬5頭に対して牝馬4頭と牝馬重視の傾向が見られた。
種牡馬別ではディープインパクトが昨年より1頭増えて15頭。昨年2位のハービンジャーはわずか2頭で一気に見限られてしまった。代わってキングカメハメハが一昨年の10頭に迫る9頭で人気を集めた。新種牡馬ではヴィクトワールピサがトップながらも3頭のみで、今年は新種牡馬はあまり注目を集めなかった。オーナー別ではディープインパクト以外で3頭以上指名する種牡馬固めも見られず。
厩舎別では池江が7頭で2011年から5年連続トップをキープした。昨年預託頭数を絞っていた角居が復活し、7頭で池江と並ぶトップとなった。
オーナー別に見ると、高畠オーナーが池江を3頭指名した以外は固める傾向は見られなかった。
今年はディープインパクトとキングカメハメハの活躍如何で、各オーナーの明暗が分かれそう。

 

◆◇◆ ドゥラメンテ二冠達成!
    千葉オーナー ダービー3勝目
 
◆◇◆

-2015/05/31-

日本ダービーに千葉オーナーの皐月賞馬ドゥラメンテが堂々の1番人気で出走。4オーナー6頭の馬が出走する中、2番人気も千葉オーナーの皐月賞2着馬リアルスティールで、まさに磐石の布陣。しかし強すぎる皐月賞馬ドゥラメンテの敵は折り合いだけとも言われる中、中段を追走し最後にしっかり伸びて見事二冠達成。
ネオユニヴァースとキズナでPOC初のダービー2勝オーナーとなった千葉オーナーだったが、これで独走の3勝目。ミスターPOCといえる歴史に残る勝利となった。

 

◆◇◆ レーヴミストラル 青葉賞勝利でいざダービーへ ◆◇◆

-2015/05/04-

林オーナーのドラフト2位指名馬レーヴミストラルが、ダービートライアル青葉賞に1番人気で出走し、後方待機から大外をグイグイ伸びて勝利。ダービー出走枠に滑り込んだ。POC馬の青葉賞勝利は空耳オーナーのアプレザンレーヴ以来で、見事兄弟制覇となった。
この勝利で林オーナーは2位の空耳オーナーに330Pまで迫る3位に浮上した。

 

◆◇◆ ドゥラメンテ皐月賞制覇!2着リアルスティール
    千葉オーナー POC史上初
    同一オーナーによるGIワンツー達成      
◆◇◆

-2015/04/19-

今年の皐月賞はPOC馬4頭が出走。そのうち2頭は千葉オーナーで、2番人気リアルスティール、3番人気ドゥラメンテ。レースはリアルスティールが先行し、ドゥラメンテは後方待機。リアルスティールが最後の直線で抜け出して押し切るかに見えたところを、外から異次元の脚でドゥラメンテが突き抜けて完勝。これまで同一オーナーによる重賞ワンツーや、異なるオーナーによるGIワンツーはあったが、GIで同一オーナーによるワンツーは初めて。
千葉オーナーは一昨年のキズナのダービー制覇に次ぐクラシック勝利。皐月賞はネオユニヴァース、キャプテントゥーレに次いで3勝目。オーナーリーディングも一気にトップに立ち、この一戦だけで今年のPOCの流れを一気に引き寄せた。

 

◆◇◆ ディサイファ GIIIなら格が違う
    中日新聞杯で重賞2勝目      
◆◇◆

-2015/03/14-

空耳オーナーのディサイファが中日新聞杯を貫禄勝ちで、2週前の同オーナーのダイワマッジョーレに次ぐ重賞2勝目を挙げた。デビュー当時から晩成と言われていた血統馬がさらなる成長を遂げ、昨年撥ね返されたGIの壁に再び挑む。

 

◆◇◆ ダイワマッジョーレ 阪急杯で重賞2勝目
    空耳オーナー今年5勝目でリーディングトップへ 
◆◇◆

-2015/03/01-

空耳オーナーのダイワマッジョーレが、JRAジョッキーとなったばかりのデムーロを背に見事阪急杯勝利。昨年未勝利に終わった同馬だったが、この距離なら走る。
この勝利で空耳オーナーは今年5勝目、リーディング3位からトップに躍り出た。

 

◆◇◆ クラシック戦線主役登場 リアルスティール
    デビュー2連勝でGIII共同通信杯制覇    
◆◇◆

-2015/02/15-

4人のPOCオーナーから6頭が集まった今年の共同通信杯。これまでの勝ち方に見どころのあった馬による好メンツのレース。1番人気は前走、前々走といずれも圧勝で勝ち上がってきた千葉オーナーのドゥラメンテ。しかし結果はそのドゥラメンテを競り落とした同じ千葉オーナーのリアルスティールが、デビュー2連勝で重賞制覇。これだけのメンツが揃った中で、千葉オーナーの見事なワンツーフィニッシュ。どちらも重賞初挑戦の若駒で、これで勝負付けが済んだわけではない。これから始まるクラシック戦線、2頭のライバル物語が始まるかもしれない

 

◆◇◆ ベルーフ GIII京成杯勝利で3勝目 3歳トップへ ◆◇◆

-2015/01/18-

高畠オーナーの期待馬ベルーフがGIII京成杯に勝ち、4戦3勝で初重賞制覇を果たした。これで昨年の2歳王者ベルラップを抜いてPOC世代トップに立った。重賞を含む3勝しながらもあまり評価されない点はベルラップと似ているが、クラシックを制して外野の声を封印したい。

 

◆◇◆ 2015年度POC展望 ◆◇◆

-2014/12/30-

ギルボオーナー

エピファネイアとトゥザワールドで古馬を制圧し、ステファノスとシャドウダンサーが脇を固める最強の布陣。2歳もベルラップを筆頭に、アヴニールマルシェ、アッシュゴールド、フローレスダンサー、シュヴァルグラン、グリュイエールと役者が揃っており、破壊力、層の厚さとも圧倒的で隙がない。POC史上2度目となる3年連続最優秀オーナーは確実。もはや手が付けられない状態。

千葉オーナー

有力馬を多数抱えてリーディングも期待されたが、キズナの戦線離脱が大きく、他に台頭してくる馬もなく2位とはいえ苦戦を強いられた印象の2014年。2015年は戦列復帰予定のキズナを中心に、トーセンバジル、ダイワミランダ、ドゥラメンテと、鮮烈デビューとなったリアルスティールらの2歳馬で攻勢をかける。

空耳オーナー

前半戦はサトノノブレス、ディサイファの重賞制覇でトップに迫る勢いもあったが、後半戦に失速した。2015年は順調に使えなかったガリバルディとトククァルティスタの上昇に期待しつつ、2歳のダノンメジャーとコートシャルマンがクラシック戦線に乗ってくるかどうかにかかっている。

高畠オーナー

復活したトーセンスターダムの活躍が期待されるが、POC2歳王者ベルーフの存在もおもしろい。しかし層の薄さが心配されるところで、これらがこけるとかなり大きなダメージを受けそう

林オーナー

古馬王者に君臨することも期待されたワールドエースや、クラシック一冠は堅いと思われたサトノアラジンらが活躍できず、最下位の憂き目を見た2014年。2015年はポルトドートウィユ、ティルナノーグを筆頭に、レガッタなどの2歳馬の活躍が上位進出の鍵を握る。素質を見せた上での故障が多い印象の同オーナー、トーセンビクトリーの復活も待ちたい。