ピ ッ ク 

 

◆◇◆ POC2017年度代表馬は4年連続3歳馬
    ギルボオーナーのダービー馬レイデオロが戴冠
 
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-2017/12/30-

POC2017年度代表馬には、ギルボオーナーのダービー馬レイデオロが戴冠。次点もギルボオーナーの皐月賞馬アルアインで、ギルボオーナー一色の一年となった。
そのギルボオーナーは、皐月賞、ダービー制覇で前半戦でほとんど勝負を決めてのリーディングオーナー獲得。同時に最多勝オーナーにも輝いた。
最優秀古馬には、6歳にして安田記念で悲願の初GI制覇を果たした林オーナーのサトノアラジン。そこからさらなるGI勝利を積み重ねていくことも期待されたが、以後振るわず引退を決めた。
最優秀2歳馬は、GII勝利から今年GIへと昇格したホープフルSに2着したギルボオーナーのジャンダルム。血統的に得意な短距離路線に絞らなかったことが功を奏し、来年のクラシック戦線への期待も持たせる形で締めくくった

 

◆◇◆ サトノクロニクル チャレンジカップで初重賞制覇 ◆◇◆

-2017/12/02-

空耳オーナーのサトノクロニクルがチャレンジカップに出走。前走の菊花賞は不良馬場に泣いたが、今回は出負けをリカバーしつつ先行して、ゴール前で抜け出した後は並ばれてからも抜かせることなく押し切る勝負強さを見せての勝利。晩成と言われながらも3歳のうちに初重賞制覇を果たすことができた。中心馬不在の空耳オーナーの柱として、今後の成長が期待される。

 

◆◇◆ 2戦2勝でデイリー杯2歳S制覇
    ギルボオーナー ジャンダルムが世代をリード 
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-2017/11/11-

ギルボオーナーのドラフト7位ジャンダルムが、GIIデイリー杯2歳Sに出走。新馬戦を勝って一息入れての出走に5番人気と奮わなかったが、レースは中団内々を追走から手応えもパッとしなかったが、エンジンがかかってから内をスルスルと一頭だけ違う伸び。2戦目で見事GIIをゲット。POC2歳世代初の2勝馬で重賞制覇。横並びだったPOC2歳勢から一歩抜け出して世代をリードする立場へ。

 

◆◇◆ ダービー2着馬スワーヴリチャード
    GIIアルゼンチン共和国杯で古馬撃破 
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-2017/11/05-

林オーナーのダービー2着馬スワーヴリチャードが、初の古馬との対戦となるアルゼンチン共和国杯に出走。休み明けで3歳馬という厳しい条件ながらも堂々の1番人気。好スタートから中団に控える競馬で、最後の直線に向かうと内からスルスルと抜け出して、そのまま後続を寄せつけず完勝。世代トップクラスの実力をまざまざと見せつけた。
次走は未定ながらも、
同世代の皐月賞馬、ダービー馬との再戦も楽しみだ。

 

◆◇◆ リアルスティール復活 毎日王冠で強豪撃破 ◆◇◆

-2017/10/08-

天皇賞へのステップレースGII毎日王冠に、POC馬4頭を含む有力馬が集結。その中で1番人気に支持されたのは、千葉オーナーのGI2勝の3歳牝馬ソウルスターリング。しかし昨年のダービー馬やGI馬など古豪がずらり並んだメンバー構成で、結果は8着敗退。3歳牝馬の古馬初対戦の舞台としてはさすがに敷居が高かった。そんな強豪揃いのレースを勝ったのは、同じ千葉オーナーの5歳馬リアルスティール。中団追走から最後に外からグイグイ伸びて、32.6秒の末脚で追いすがるサトノアラジンを抜かせず押し切る強い競馬。昨年のGIドバイターフから勝ち星がなく、国内での最終勝利となると3歳の共同通信杯まで遡る同馬が、この強豪相手に復活ののろしを上げる勝利。古馬中距離戦線の主役としても復権を果たし、また1番人気が飛んでもカバーできる千葉オーナーの層の厚さを示す結果となった。

 

◆◇◆ ダービー馬レイデオロ 秋始動戦の神戸新聞杯完勝 ◆◇◆

-2017/09/24-

ダービー馬レイデオロが秋の始動戦となる神戸新聞杯に1番人気で出走。やや前目に付ける王道のレース運びで、最後は悠々と追い出すと後続の追撃を許さず2馬身差の完勝。この秋は二冠目となる菊花賞には向かわず、ジャパンカップを目指すという同馬。ダービーと同距離同コースで古馬撃破を狙う。

 

◆◇◆ POC初の3週連続GI制覇と安田記念初勝利
    サトノアラジン 安田記念で初GI制覇    
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-2017/06/04-

ドラフト明け二日の今日、GI安田記念にPOCからステファノス、サトノアラジンが出走。レースは後方から最後の直線で大外をグイグイ伸びたサトノアラジンが、逃げ粘るロゴタイプをクビ差交わしての勝利。大物と言われながらもGIには手が届かなかった同馬が、6歳にしてようやく悲願のGI初制覇を果たした。
この勝利で、オークス、ダービーに続くPOC馬による初の3週連続GI勝利となり、さらに今年からGI昇格となった大阪杯を除いて、なぜか芝で唯一POC馬が勝てなかったGI安田記念の記念すべき勝利ともなった。

 

◆◇◆ POCドラフト会議2017開催 ◆◇◆

-2017/06/03-

ダービーの興奮冷めやらぬ中、今年も「POCドラフト会議2017」が、かに道楽北新地店で開催された。
今年のドラフト登録頭数は、昨年の40頭から増えて一昨年と同じ47頭。
牡牝の内訳は牡馬31頭、牝馬16頭で、昨年同様牝馬の獲得が目立ち、特に高畠オーナーは牡馬4頭より多い牝馬5頭指名で、昨年と同じく牝馬重視の戦略。千葉オーナーも昨年同様、牡馬7頭に対して牝馬5頭とバランス重視。空耳オーナーは牡馬7頭に対して牝馬1頭と、牝馬を捨てる態勢をとった。
種牡馬別ではディープインパクトが昨年より3頭増やした14頭、キングカメハメハも2頭増やす9頭で続き、1頭差の8頭で新種牡馬オルフェーヴルの健闘が目立った。特に林オーナーのオルフェーヴル4頭固めが大きかった。
厩舎別では池江が昨年の7頭から大きく増やす11頭で、ダントツで7年連続トップをキープ。2位は昨年より1頭増やした角居が5頭となった。千葉オーナー、ギルボオーナー、空耳オーナーが池江3頭固めで臨み
、高畠オーナーは角居3頭固めで対抗、林オーナーは9頭すべて異なる厩舎で偏りを避けた。
皐月賞馬、ダービー馬、オークス馬の指名で稀に見る当たり年となった昨年のドラフト。今年は頭数も増えて昨年以上となるのかが見ものだ。

 

◆◇◆ 皐月賞馬アルアインに続いてレイデオロが日本ダービー制覇!
    
POC史上初! 同一オーナーによる2頭でのクラシック勝利 
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-2017/05/28-

3歳牡馬クラシック最高峰、日本ダービーにPOCから4頭が出走。いずれも人気馬で、ギルボオーナーのレイデオロが2番人気。そして皐月賞馬アルアインも4番人気で、ギルボオーナーは人気馬2頭出し。3番人気は林オーナーのスワーヴリチャードで、高畠オーナーも5番人気でサトノアーサーを送り込む、POCによる上位人気独占の豪華布陣。
レースはやや後方につけたレイデオロが中盤から一気に進出し、最後の直線は早めに先頭に立ってそのまま押し切る競馬で見事ダービー制覇。2着には外から猛追したスワーヴリチャードが入り、POC馬によるワンツーとなった。POC馬によるダービーワンツーは、2013年の千葉オーナーのキズナとギルボオーナーのエピファネイア以来3度目。ギルボオーナーは初のダービー制覇となった。ギルボオーナーは皐月賞をアルアインで制しており、同一年度で異なる馬でのクラシック制覇はPOC史上初の快挙。オーナーリーディングでも
2位以下を突き放し、秋に向けて盤石の態勢を固める。

 

◆◇◆ 2歳女王ソウルスターリング オークスでGI2勝目 ◆◇◆

-2017/05/21-

桜花賞で初めての敗北を喫した千葉オーナーのソウルスターリングがオークスに出走。負けても実力トップは誰もが認めるところで、今回も1番人気に支持されての出走。レースは林オーナーのフローレスマジックが逃げる展開で、ソウルはそれを見る形で先行。最後は危なげなく抜け出して見事オークス制覇。やはり力は一枚抜けていた。
今年は最下位に甘んじていた千葉オーナーだったが、ようやく本格始動。一気にリーディング3位に浮上し、ここから3年連続リーディングに向けて加速する。

 

◆◇◆ 伏兵アルアイン 牡馬一冠目皐月賞制覇! ◆◇◆

-2017/04/16-

牝馬ファンディーナの参戦で注目を集める皐月賞に、ギルボオーナーのレイデオロ、アルアイン、林オーナーのスワーヴリチャードが出走。レースはやや早いペースをファンディーナが先行する流れで、そのファンディーナと並走していたアルアインが、4コーナーで一旦置かれながらも、最後はするすると抜け出してそのままゴールへ。見事に三冠緒戦の皐月賞を制した。人気薄ながらも勝ちタイムは皐月賞レコードで文句なしの勝利。ギルボオーナーは皐月賞初制覇となった。人気のレイデオロが敗れても毎日杯で滑り込んだアルアインが勝利する、今年の牡馬三冠はギルボオーナーを巡る争いとなる。

 

◆◇◆ アルアイン毎日杯制覇 いざクラシックへ ◆◇◆

-2017/03/25-

高畠オーナーのドラフト1位指名馬サトノアーサーと、ギルボオーナーのドラフト3位指名馬アルアインが毎日杯で激突。人気では1.2倍の圧倒的支持を受けるサトノアーサーが上回っていたが、アルアインが先行して押し切る強い競馬で、サトノアーサーの猛追を凌ぎきった。ギルボオーナーはレイデオロに次ぐクラシック有力馬誕生となり、牡馬クラシックはギルボオーナーを巡る争いとなる。敗れたサトノアーサーも終いの切れ味は一級品で、まだまだ見限れない。

 

◆◇◆ 王者の風格 サトノダイヤモンド阪神大賞典貫禄勝ち ◆◇◆

-2017/03/19-

高畠オーナーのサトノダイヤモンドが、天皇賞のステップレース阪神大賞典に出走。休み明けながらも単勝オッズは1.1倍の圧倒的人気。レースは後方に控えて、先に抜け出した元ギルボオーナーのシュヴァルグランをしっかりとらえて完勝。まさに貫録勝ちという内容で、王者として今年緒戦を見事な勝利で飾った。

 

◆◇◆ 良血トーセンビクトリー 中山牝馬Sで重賞初制覇 ◆◇◆

-2017/03/12-

林オーナーの5歳牝馬トーセンビクトリーが、GIII中山牝馬ステークスに5番人気で出走。絶好のスタートを決めて先行し、最後の直線満を持して先頭に立つとそのまま押し切る競馬で、初の重賞制覇を果たした。良血馬がいよいよ本格化してきた。

 

◆◇◆ 2歳女王ソウルスターリング チューリップ賞圧勝 ◆◇◆

-2017/03/04-

3戦無敗の2歳女王ソウルスターリングが、桜花賞トライアルのチューリップ賞に1番人気で出走。阪神JFで2着のリスグラシューと2強対決となったが、中団から追走したソウルスターリングが最後の直線で抜け出すと、後続を突き放しての圧勝。2強から1強になると同時に、牝馬三冠までもが現実味を帯びてきた。

 

◆◇◆ スワーヴリチャード 共同通信杯を有力馬相手に完勝 ◆◇◆

-2017/02/12-

林オーナーのスワーヴリチャードとエアウィンザーが共同通信杯に出走。上位人気のオッズも割れて実力伯仲を思わせたが、終わってみればスワーヴリチャードが2着馬に21/2差を付ける完勝。一躍クラシック有力馬に躍り出た。

 

◆◇◆ 2017年度POC展望 ◆◇◆

-2016/12/27-

千葉オーナー

今年は伝説のドバイで早々に勝負を決めて、あとは突き放すのみの楽勝で幕を閉じた。ドゥラメンテの引退は競馬界としても残念だが、まだリアルスティール、アルバートドック、チェッキーノ、ラニ、ヴァンキッシュランと、どこからでもポイントが狙える布陣は健在。それに加えて2歳勢も負けておらず、GIを制したソウルスターリングに、牡馬にもヴァナヘイムやサトノシャーク、ディヴァインハイツと地盤固めも着実に進んでいる。まさに不動の王者。初年度の空耳オーナー以来POC史上2度目となる、3年連続リーディングオーナーは始まる前から当確か。

高畠オーナー

今年終盤のサトノダイヤモンドによる追い上げは凄まじかった。あっという間に現役最強の称号を手に入れ、来年はこの馬を巡る争いとなる。無敵の布陣を誇る千葉オーナーを、ただ一頭で突き崩せる可能性さえ感じさせる強さ。そして2歳には2戦2勝馬サトノアーサーがGI級の走りを見せている。この2頭が無事に走るだけで、千葉オーナーの3年連続リーディングは安泰ではなくなる。

林オーナー

GIIではGI級の走りを見せながらも、GIでは結果が残せなかったサトノアラジンだが、この馬さえ本格化すれば一気に戦いが楽になる。そこにレーヴミストラル、ハートレーが続けば、上位争いも十分狙える位置にいる。そして2歳にもスワーヴリチャード、フローレスマジック、エアウィンザーと、クラシックを狙える非凡な素質を見せる馬が多数控えており、これらの活躍如何によってはリーディングも手が届くところに。

ギルボオーナー

ステファノスが柱となっているが、ロイカバードも徐々に頭角を現し始め、カイザーバルも脇を固める。2歳馬も勢いがあり、POC牡馬筆頭レイデオロを中心に、グローブシアター、アルアインもそれに続く位置におり、堂々クラシック戦線へと駒を進めていくだろう。いきなりリーディングまでは厳しいながらも、これらの馬が頂点へと突き進んでいけば、将来の盤石の態勢への大きな布石となる

空耳オーナー

年明け早々の期待の2歳馬の戦線離脱が痛かった。来年は柱のディサイファも8歳となり、世代交代が急務。オーナー期待のシルバーステートの復帰と、同世代のプロディガルサン、バティスティーニ、エイシンティンクル、リライアブルエースがどこまでの素質を秘めているのか。2歳はやや底を見せている馬が多いのが気になるが、ぎりぎりで獲得したサトノクロニクルが起死回生の可能性を秘める。他のオーナーに対抗するにはかなり厳しいスタートとなるが、まだまだ戦歴の浅い現3歳世代に未完の大器が隠れている可能性に賭ける。