ピ ッ ク  

 

◆◇◆ POC2018年度代表馬 2年連続レイデオロ ◆◇◆

-2018/12/30-

POC2018 年度代表馬は、昨年に続いて2年連続でギルボオーナーのレイデオロが選出された。
オーナーリーディングも2年連続でギルボオーナーがトップとなり、最多勝オーナーは
大台となる20勝で3年連続でギルボオー ナーが選出され
最優秀3歳馬は、この世代でクラシックの主役を張る馬は現れず、GII勝ちの実績から空耳オーナーのリバティハイツが選ばれた。
最 優秀2歳馬は、最後に無敗でGIをもぎ取ったサートゥルナーリアの猛追を凌ぎきって、同じくGIを制したギルボオーナーのダノン ファンタジーが獲得。GIを勝って最優秀2歳馬に選出されなかったのは長いPOCの歴史でも初めてのケース
最優秀3歳馬は空耳オーナーに譲ったが、レイデオロの弟レイエンダが次点となっており、すべての世代でギルボオーナーの存在感が 大きかった一年となった。

 

◆◇◆ 空耳オーナー11年 越しのGI勝利
    サートゥルナーリア ホープフルステークス制覇 ◆◇◆

-2018/12/28-

空耳オー ナーのドラフト1位指名馬サートゥルナーリアが2戦2勝で臨んだGIホープフルステークス。8位指名馬ミッキーブラックと千葉 オーナーの3位指名馬アドマイヤジャスタも出走したが、人気はサートゥルナーリア一強。レースは好スタートを切ったサートゥル ナーリアがそのまま先行体勢でレースを進め、最後の直線は前が壁になりながらもこじ開けて、そこからジョッキーが前へ促すだけで あっさり抜け出して余裕の勝利。前走と同じくGIでさえムチいらずの楽勝で、末恐ろしい勝ちっぷりだった。
ホープフルステークスは昨年GIに昇格したばかりで、GI昇格後はPOC馬初制覇となった。空耳オーナーは2007年の菊花賞の アサクサキングス以来となる11年ぶりのGI勝利で、暗く長いトンネルをようやく抜け出した。

 

◆◇◆ ダノンファンタジー  牝馬ナンバーワンへ
    阪神ジュベナイルフィリーズでGI制覇!
 ◆◇◆

-2018/12/09-

ギルボ オーナーのドラフト5位指名馬ダノンファンタジーと、高畠オーナーのドラフト2位指名馬シェーングランツが、2歳牝馬ナンバーワ ン決定戦GI阪神ジュベナイルフィリーズに出走。ダノンファンタジーが1番人気でシェーングランツが3番人気と、POC馬2頭が 上位人気でレースを迎えた。レースは2頭とも後方から進める形で、最後の直線でダノンファンタジーがグイグイ伸びて先頭に立ち、 外から併せた2着馬に差を詰めさせることなくそのままゴール。前走の重賞制覇に続き連勝でGI制覇を果たした。来年のクラシック に向けて牝馬戦線をリードしていく。この勝利でギルボオーナーのリーディングもほぼ決定的となった。

 

◆◇◆ 林 オーナー 2週連続重賞V
    エアウィンザー チャレンジカップで重賞初制覇 
◆◇◆

-2018/12/01-

ギルボ オーナーの遅れてきた大物レイエンダと、林オーナーの遅咲きの良血馬エアウィンザーが、GIIIのチャレンジカップで対決。どち らも2倍台の抜けた人気だったが、わずかに若いレイエンダのほうが上。レースは中団から進めたエアウィンザーが、最後の直線で抜 け出して突き抜ける強い競馬で完勝。4連勝で重賞初制覇を飾り、いよいよ良血馬が本格化してきた。

 

◆◇◆ 牡 馬は林オーナー クラージュゲリエ
    ラジオNIKKEI京都2歳S 制覇 
◆◇◆

-2018/11/24-

空耳オー ナーの2戦2勝馬ミッキーブラックと林オーナーのクラージュゲリエが、GIIIラジオNIKKEI京都2歳Sで激突。人気は無敗 馬のミッキーブラックではなくクラージュゲリエ。好スタートから後方に下げるクラージュゲリエと、掛かり気味に前に行くミッキー ブラック。結果は最後の直線で外からクラージュゲリエにが抜け出し、追い比べを制して勝利。POC2歳世代牡馬初の重賞制覇と なった。この2歳世代は、牝馬はギルボオーナー、牡馬は林オーナーで決まるのか。

 

◆◇◆ ギルボオーナー 2 週連続重賞V
    ダノンファンタジー POC初のファンタジーS制覇
 ◆◇◆

-2018/11/03-

オーナー リーディングトップで勢いに乗るギルボオーナーが、今週も重賞に有力馬を送り出す。牝馬の2歳重賞レース、ファンタジーステーク スにドラフト5位指名馬ダノンファンタジーが単勝1.5倍の圧倒的支持を受けて出走。スタートして前目の位置から徐々に控えてい き、4コーナーを周って大外から伸びて差し切る競馬で見事に人気に応えた。先週の高畠オーナーのシェーングランツにPOCポイン トで並んだが、賞金差でわずかにリードしリーディングトップに立った。ギルボオーナーの快進撃はまだ続くのか。
ファンタジーステークスは長いPOCの歴史の中でも鬼門とされてきたレースで、これがPOC馬による初勝利となった。

 

◆◇◆ レイデオロ 天皇賞 でGI2勝目
    不利受けたスワーヴリチャードを倒して古馬の頂点へ
 ◆◇◆

-2018/10/28-

林オー ナーのスワーヴリチャードが1 番人気、ギルボオーナーのレイデオロが3番人気でアルアインが5番人気と、同世代のトップクラス の争いとなった秋の王道GI天皇賞。スタートで隣の馬にぶつけられて勝負にならなかったスワーヴリチャードを尻目に、レイデオロ が中団追走から最後にグイグイ伸びて2着に11/4差を付けて勝利。ダービー以来のGI2勝目を飾り、古馬の頂点へ向けての見事 な勝利となった。来年の現役続行も表明され、年内はあと1戦を予定しているが、次は受けて立つ側として大きな期待が寄せられる。
この勝利でギルボオーナーは、一時期は独走態勢に入っていた林オーナーを一気に抜き去り、堂々のリーディングトップに立った。こ のまま押し切るか、林オーナーの反撃があるか、残り2ヶ月、まだまだ予断を許さない。

 

◆◇◆ 2 歳世代初重賞制覇 高畠オーナー・シェーングランツ
    
アルテミスス テークス勝利              ◆◇◆

-2018/10/27-

高畠オー ナーのドラフト2位指名馬シェーングランツが、GIIIアルテミスステークスに出走。未勝利戦を圧勝しているものの、新馬戦を落 としたことでここでの評価は6番人気と奮わず。レースは出負け気味のスタートから後方待機を決め込むと、最後の直線でムチを入れ て加速し、最後は前で争う馬たちを目の覚めるような末脚で大外からあっという間に抜き去ってゴール。
このままGIまで一気に飲み込むのか、牝馬が当たりと言われるこの世代でまた一頭楽しみな馬が誕生した。

 

◆◇◆ サ トノダイヤモンド復権 京都大賞典で今年初V ◆◇◆

-2018/10/08-

高畠オー ナーの大黒柱サトノダイヤモンドが京都大賞典に出走。3歳の有馬記念でキタサンブラックを破り、古馬王者の世代交代を匂わせなが らも、それ以降GIは海外を含めて4連敗中。ここは復活を期しての出走。レースは中団追走から外をまくって最後の直線で抜け出 し、そのまま押し切る王道の競馬で見事に復活。最高の形で秋のGI戦線を迎えることになる。この勝利で高畠オーナーは空耳オー ナーを抜いて3位に浮上。ここからサトノダイヤモンドと一緒に一気にまくれるか。

 

◆◇◆ ダー ビー馬レイデオロ 秋初戦オールカマー勝利
    同オーナーのライバル アルアインとワンツー  
◆◇◆

-2018/09/23-

ギルボ オーナーのダービー馬レイデオロと皐月賞馬アルアインが、秋初戦となるオールカマーで激突。どちらも前走は海外レースで、国内で 勝って秋のGI戦線にはずみをつけたいところ。
レースは2番手を追走するアルアインが直線で先頭に立って押し切ろうとするところを、内から並びかけて叩き合いを制したレイデオ ロが勝利。クラシック馬のワンツーで実力馬同士の決着。どちらも秋のGIを堂々の主役で迎える。
この勝利でギルボオーナーは空耳オーナーを抜いて2位に浮上。林オーナーの独走を止められるか。

 

◆◇◆ サ トノアーサー エプソムカップで重賞初制覇 ◆◇◆

-2018/06/10-

高畠オー ナーの4歳馬サトノアーサーが、エプソムカップに2番人気で出走。好スタートから中団に下げて脚を溜め、最後は一気に先頭に立っ て押し切り勝ち。4勝目にして重賞初制覇を飾った。デビューから連勝で期待された同馬が、いよいよ軌道に乗ったか。

 

◆◇◆ POCドラフト会 議2018開催 ◆◇◆

-2018/06/02-

例年に比 べて不作だった3歳世代のダービーを終えて、今年も「POCドラフト会議2018」がかに道楽北新地店で開催された。
今年のドラフト登録頭数は、昨年の47頭から2頭減の45頭。
牡牝の内訳は牡馬30頭、牝馬15頭と2対1のバランスで、オーナー別では高畠オーナーと千葉オーナーが牝馬4頭の指名で、牝馬 にも力を入れた布陣が目についた。
種牡馬別では、ディープインパクトが昨年より1頭減の14頭ながらも、やはり未だ中心は揺るがない。昨年9頭の指名で人気を集め たキングカメハメハは7頭と少し人気を落とした3位。うち3頭は千葉オーナーの指名で固められた。それに代わって2位となったの は、昨年の新種牡馬ロードカナロアで8頭の指名があり、昨年の活躍が認められて人気種牡馬となる気配を感じさせる。一方で昨年目 玉の新種牡馬だったオルフェーヴルは人気を落とし、4頭の指名で明暗を分けた。
厩舎別ではやはり池江人気は衰えず、昨年より2頭減ったものの9頭で、2位の堀の4頭を大きく突き放すトップ指名となった。3歳 世代が好調で新たな人気となるかとみられた
中内田は、ギルボオーナーが1頭指名しただけに留まり影響はみられず。
今年のドラフト現場は、獲った獲られたの叫び声もあまり聞かれず、各オーナーの趣味が分散してそれぞれ思惑通りの馬が獲得できた 模様で、それが来年にどう結びつくかが見ものとなる。

 

◆◇◆ スワーヴリチャード 古馬の頂点へ
    大阪杯で堂々の初GI制覇    
 ◆◇◆

-2018/04/01-

GI大阪 杯にPOCから出走した3頭が1〜3番人気を独占。1番人気から3番人気まで0.5倍差という究極の3強対決は、後方から一気に まくって早々 と先頭に立ってそのまま押し切る強い競馬を見せた1番人気スワーヴリチャードが制した。ダービー 2着、有馬記念4着ながらも、古馬ナンバーワンへ世代交代を狙っていた同馬が、初GI制覇で見事世代交代を果たした。サトノダイ ヤモンドだけでなく同世代の皐月賞馬も下して文句なしの王者となったが、これからは受けて立つ戦いが待っている。
この勝利でオーナーリーディングも空耳オーナーを抜いて林オーナーがトップに立った。

 

◆◇◆ リバティハイツ  フィリーズレビュー勝利
    3着デルニエオールと共に桜花賞へ
    
◆◇◆

-2018/03/11-

空耳オー ナーのドラフト7位指名馬デルニエオールと、12位指名馬リバティハイツが桜花賞トライアル、フィリーズレビューに出走。前走 500万クラスでの対戦ではデルニエオールが勝利。今回は両馬共に中団追走から最後の直線の末脚に賭ける競馬。いずれも先頭に立 つ勢いだったが、軍配は前回敗北したリバティハイツに。デルニエオールも3着で桜花賞への優先出走権を獲得。牝馬クラシックは ファインモーションの秋 華賞のみで、空耳オーナーにとって鬼門ともいえる牝馬ク ラシックロードだが、今年は2頭出しで桜花賞初制覇を狙う。

 

◆◇◆ スワーヴリチャード 金鯱賞ゲットで初GI制覇へ 好発進 ◆◇◆

-2018/03/11-

春のGI の前哨戦となる金鯱賞に、林オーナーのスワーヴリチャードと高畠オーナーのサトノダイヤモンドが出走。GI2勝馬サトノダイヤモ ンドを抑えて、スワーヴリチャードが1番人気に支持された。
レースは中団追走のサトノダイヤモンドに対して、スワーヴリチャードは早めに2番手に上がり、最後の直線で先頭に並びかけるとそ のまま押し切り、見事サトノダイヤモンドを下しての勝利。初GI勝利へ向けて好スタートを切った。

 

◆◇◆ 2018年度POC 展望 ◆◇◆

-2017/12/30-

ギルボ オーナー

レイデオロ、ア ルアインのGI馬で上位を固めつつ、ジャンダルムが次の世代を引っ張る形で2年連続リーディングを狙える布陣を整える。さら に戦線離脱中のレイエンダがジョーカーとして存在感を示す中、他オーナーはこれを上回る戦力が用意できるかどうか。

林オー ナー

よう やくGI制覇を果たしたサトノアラジンの引退は残念だが、古馬トップクラスと互角に戦える力を示したスワーヴリチャードがス ムーズにバトンタッチ。勝ちきれなかったエアウィンザーもようやく勝ち味を覚え、3歳には体質に不安はあるものの素質は文句 なしのヘンリーバローズもいる。この3頭が来年飛躍のカギを握る。

千葉オー ナー

2年連続リーディングからまさかの転落。しかしリアルスティールがようやく安定した力を見せ始め、3歳牝馬にして牡馬と厳しい戦いを強いられてきたソウルスターリングも、 牝馬では上位。2歳も一勝馬ながらもスーパーフェザーが確実にクラシックに駒を進めていくはずで、再び浮上を狙える。

空耳オー ナー

シルバーステート の衝撃の復帰からの衝撃の引退で、天国と地獄を見た同オーナーだが、晩成と言われたサトノクロニクルが早くも重賞制覇で希望 をつなぐ。しかし2歳ではルーカス、フラットレーが2戦目以降精彩を欠いており、古馬になってからとも言われる中、さらなる 素質馬の登場如何が来年浮上のカギを握る。

高畠オー ナー

サト ノダイヤモンドを擁しながらの最下位はまったくの予想外だったが、海外遠征はポイントゲットが難しいため、堅実にいけば破壊 力は現役トップクラス。この一頭でリーディングをひっくり返す力を持っている。続くサトノアーサーにクラシック戦線を終えて 適距離に変わっての活躍が期待されるが、2歳にまだ役者が揃っていないところが不安要素。