ピ ッ ク  

 

◆◇◆ POC2019年度代表馬 サートゥルナーリア ◆◇◆

-2019/12/29-

POC2019年度代表馬は、無敗のダート王クリソベリルに土壇場で逆転を許したサートゥルナーリアが、有馬記念2着で再逆転して確定した。
オーナーリーディングもラスト1ヶ月にして3オーナーによる三つ巴の僅差の大激戦となったが、最後はギルボオーナーが抜け出したのを、GI2連続2着でわずかにかわして空耳オーナーが2006年以来久々にトップに輝いた。
ギルボオー ナーは3年連続リーディングを開催最終日に逃す結果となった
最優秀古馬は、ジャパンカップを制したスワーヴリチャード。ジャパンカップを勝ってもランキング3位止まりで、3歳馬2頭に及ばないほどハイレベルな争いが繰り広げられた。
最優秀2歳馬には、牡馬GIを3戦無敗で制したサリオスが選出された。ギルボオーナーは他にも重賞勝ち馬が2頭おり、層の厚さを見せつけた。
最多勝馬は年度代表馬をぎりぎり取り逃したダート5戦5勝のクリソベリル。
圧倒的な存在もなくバラエティに富んだ役者が揃って、オーナーも馬も上位拮抗の例年にない劇的な一年が幕を閉じた。

 

◆◇◆ ギルボオーナー・ドラフト2位サリオス
    GI・朝日杯FS完勝 3連勝でPOC2歳王者確定
 ◆◇◆

-2019/12/15-

先週ドラ1のリアアメリアを牝馬2歳GI阪神JFに送り込んだギルボオーナーが、今週は牡馬のGI朝日杯FSにドラ2のサリオスとドラ4のレッドベルジュールという重賞勝ち馬2頭で挑戦。レースはレッドベルジュールが出負け気味のスタートとなるも、サリオスが好スタートから前に取りつき、最後の直線では早め先頭から後続を突き放す完勝。非の打ち所のない完璧な競馬で、デビューから無傷の3連勝で2歳王者に君臨。この勝利でPOC2歳リーディングは、残るGIホープフルSの結果に関わらずサリオスで確定した。
リーディングオーナー争いも、空耳オーナーを再々逆転してギルボオーナーがトップへ。勝負は有馬記念決戦に持ち込まれる

 

◆◇◆ 3歳ダート王者クリソベリル
    GIチャンピオンズカップ勝利で古馬統一ダート王へ
 ◆◇◆

-2019/12/01-

林オーナーの無敗の3歳ダート王者クリソベリルが、初のJRAGI勝利へ向けてチャンピオンズカップに出走。人気は古馬に譲る2番人気となったが、先行して最後に3頭雁行状態からクビ差抜け出す勝利。6連勝で古馬統一ダート王となり、同時にディープインパクトが持つPOC最多連勝記録7へリーチをかけた。いったいどこまで無敗街道を突き進むのか、今後がますます注目される。
林オーナーは、前日のアブソルティスモの勝利でギルボオーナーを抜いて再びオーナーリーディングトップに立った空耳オーナーに、わずか2週で340P差まで
一気に差を詰めてきた。ラスト一ヶ月にして3人のオーナーが超僅差で争う、史上稀に見るリーディング争いが始まった。

 

◆◇◆ スワーヴリチャード ジャパンカップ制覇!
    林オーナー リーディング射程圏に駆け上がる
 ◆◇◆

-2019/11/24-

リーディングトップのギルボオーナーのレイデオロと、林オーナーのスワーヴリチャードがジャパンカップに出走。1番人気のレイデオロに対してスワーヴリチャードも差のない3番人気。レースは両馬共、中団やや後方。スワーヴは直線に入ると馬場の悪い最内を突いて、グイグイ伸びてそのまま押し切る勝利。昨年の大阪杯以来となるGI2勝目を挙げた。
林オーナーは来週もチャンピオンズカップに有力馬クリソベリルの出走を控えており、リーディングオーナー争いを繰り広げるギルボ、空耳両オーナーに、圏外から一気に食らいつく可能性が見えてきた。

 

◆◇◆ ギルボオーナーリーディング奪還! 2歳3頭目の重賞馬
    レッドベルジュール
がデイリー杯2歳SでGIIゲット!  ◆◇◆

-2019/11/09-

ギルボオーナーのドラフト4位指名馬レッドベルジュールが、6月の新馬戦以来2戦目となるGIIデイリー杯2歳Sに出走。レース前の調整にやや順調さを欠いた分、人気は3番人気に留まったが、レースはやや煽り気味のスタートから後方を進め、4コーナーで置かれそうになりながらも直線に入ると最内をグイグイ伸びて見事な差し切り勝ち。
これでギルボオーナーは2歳11月にして早くも3頭目の重賞勝利。2歳で同一オーナーの異なる馬による重賞3勝は、POC史上例を見ない快挙。同時にこの勝利でついに空耳オーナーを抜いてリーディングオーナートップの座を奪還。このまま振り切るか、再び空耳オーナーが巻き返すのか、3年連続リーディングに向けてここからが正念場となる。

 

◆◇◆ ドラ1リアアメリア 最後方一気でアルテミスS完勝
    
ギルボオーナー2頭目の2歳重賞勝ち馬         ◆◇◆

-2019/10/27-

ギルボオーナーのドラフト1位指名馬リアアメリアが、GIIIアルテミスステークスに出走。デビュー戦の圧巻のレースぶりから圧倒的支持を受け、レースは道中後方から進めて、最後の直線も最後方の位置取りからグイグイと伸び、3ハロン33.0秒の圧巻の末脚で差し切り勝ち。ギルボオーナーのサリオスに続いて2頭目の2歳重賞ウィナーとなった。ギルボオーナーの2歳馬2頭が、牡牝それぞれのGI戦線でトップ躍り出た。

 

◆◇◆ 2歳世代初重賞制覇 サイジアラビアRC勝利
    
ギルボオーナー・ドラフト2位サリオス    ◆◇◆

-2019/10/06-

デビュー戦でいきなりの直接対決となった空耳オーナーのドラフト1位指名馬アブソルティスモとギルボオーナーのドラフト2位指名馬サリオスが、重賞のサウジアラビアロイヤルカップで再戦となった。デビュー戦は前に行って押し切る競馬を狙うアブソルを、楽々差し切ったサリオスの完勝。今回もまったく同じ構図で、アブソルが逃げて押し切りを狙うも、またもやサリオスがクラヴァジュドールと併せ馬の形で差し切った。POC2歳世代初の重賞制覇で、まずは頭一つ抜け出した。オーナーリーディングでも2年連続リーディングの意地を見せて、空耳オーナーの独走を許さない。

 

◆◇◆ ダートにも怪物 クリソベリル
    日本テレビ盃で古馬相手も楽勝
 ◆◇◆

-2019/09/23-

怪物の復活から一夜明けた今日、ダートの地方交流重賞GII日本テレビ盃に、無敗でGIを制したクリソベリルが初の古馬との対戦。単勝オッズ1.1倍という圧倒的支持を受けて出走。スタートは無難に切って中団に付け、3コーナーから早くも進出し、最後の直線で2着馬を楽々かわして難なく突き放す大楽勝で、デビューから無傷の5連勝。古馬相手でもこれまでの着差が縮まることはなかった。秋に控える古馬GIを迎える前に、既に国内無敵の気配も漂わせ、早くも視線は海外か。あちらが怪物ならこちらも怪物。路線も違い両雄並び立つ。

 

◆◇◆ 怪物誕生!サートゥルナーリア 神戸新聞杯圧勝 ◆◇◆

-2019/09/22-

先週リオンリオンで東の菊花賞トライアルを制した空耳オーナーの大将格、皐月賞馬サートゥルナーリアが西の菊花賞トライアル・神戸新聞杯に1番人気で出走。ダービーの雪辱を晴らせるかどうかが見どころだったが、レースが始まってみれば、若干のスローペースにもがっちり2番手で折り合い、最後の直線では追いすがろうとするヴェロックスを逆に突き放す、上がり32.3秒を追っただけで叩き出す圧巻の走り。やはり2歳のGIで見せた怪物ぶりは本物だった。
デッドヒートの様相をみせるかと思われたギルボオーナーとのオーナーリーディング争いは、この裏のオールカマーでギルボオーナーのレイデオロが敗退し、こちらも空耳オーナーが突き放す形に。空耳オーナーはこのまま2006年以来となる長いトンネルを抜けて、リーディング戴冠なるか。

 

◆◇◆ リオンリオン セントライト記念完勝でGII2勝目
    ラスト一冠・菊花賞獲りへ大きく前進       ◆◇◆

-2019/09/16-

サートゥルナーリアを擁する空耳オーナーの2番手候補リオンリオンとランフォザローゼスが、菊花賞トライアル・セントライト記念に出走。人気は割れる中で1番人気に支持されたのはリオンリオン。レースでは逃げるかとみられたが、無理せず先頭を譲って先行態勢。直線で間を割って抜け出すとそのまま2馬身突き放す完勝でGII2勝目をあげ、ダービー馬不在の菊花賞制覇に向けて大きく前進した。
空耳オーナーは、一日前のローズSでオーナーリーディングを逆転されたギルボオーナーを再び抜き返し、終盤へ向けてまさにデッドヒートの様相を呈してきた。

 

◆◇◆ 2歳女王ダノンファンタジー
    ローズS勝利で3歳ラスト一冠へ ◆◇◆

-2019/09/15-

2歳女王ダノンファンタジーが秋華賞トライアル・ローズステークスに1番人気で出走。レースは中団やや後方に待機して、最後の直線で外に持ち出すと一歩ずつ前へ詰め寄り、クビ差で差し切り勝ち。3歳春は涙を飲んだが、最後の一冠をレコードでモノにし、牝馬最後の一冠へ挑む。
この勝利でギルボオーナーは再び空耳オーナーを抜いてオーナーリーディングトップに立った。

 

◆◇◆ クリソベリル 無傷の4連勝でGI制覇
    ジャパンダートダービー 3馬身差完勝!
 ◆◇◆

-2019/07/10-

林オーナーのダート3戦無敗の重賞馬クリソベリルが、満を持して交流GIジャパンダートダービーに出走。
スタートを決めると道中は中団を進み、3、4コーナーで前に詰めていくと、最後の直線で早めに先頭に立ったデルマルーヴルをかわして、そのままあっさり差を広げて3馬身差の快勝。初のGI挑戦でもまったく危なげのない勝利で、まずは3歳ダート王の座をあっさり奪取。秋には古馬統一ダート王の座も視界に入ってきた。

 

◆◇◆ 良血レイエンダ エプソムカップ勝利で初重賞制覇 ◆◇◆

-2019/06/09-

ダービー馬レイデオロの全弟レイエンダがGIIIエプソムカップに出走。ここのところ数戦は人気を裏切る走りだったため、ここでも5番人気とやや支持は薄いながらも、素質の片鱗は既に見せている。稍重で始まったレースは、スタートを決めて2番手につけ、逃げる林オーナーの元PO馬サラキアを大名マークする形から、最後はサラキアとの叩き合いに持ち込んで抜け出す勝利で、見事初重賞制覇を飾った。
この勝利でギルボオーナーは、昨日と今日で2勝をあげた空耳オーナーにわずか65ポイント差まで追いすがり、まさにデッドヒートの様相を見せてきた。

 

◆◇◆ POCドラフト会議2019開催 ◆◇◆

-2019/06/01-

今年はPOCからのダービー馬の誕生はならなかったが、次年度のダービーへ向けた「POCドラフト会議2019」がかに道楽北新地店で開催された。
今年のドラフト登録頭数は、昨年の45頭から一昨年と同じ2頭増の47頭。
牡牝の内訳は、牡馬33頭、牝馬14頭で、高畠オーナーが牡牝6頭ずつと半数ながらも牝馬重視といえる指名、空耳オーナーは牡馬7頭に対して牝馬1頭と牡馬重視という偏りがみられた。
種牡馬別では、ディープインパクトが昨年より3頭増の17頭で、2番手のロードカナロアとハーツクライの7頭を圧倒しており、存在感は健在。同時にハーツクライの進出が目立った。4位はキングカメハメハの5頭で、やや人気を落とした。新種牡馬は千葉オーナーのキズナ1頭のみの指名で、新種牡馬の指名には慎重なPOCの傾向が明確に出る結果となった。
厩舎別では王者池江人気が陰りを見せ、昨年より5頭の大幅減となる4頭で2位に後退。替わってトップ指名となったのは5頭の指名を集めた友道厩舎。2位には池江と国枝、藤沢の4頭指名で、新興厩舎の台頭は見られなかった
。オーナー別ではどのオーナーも同一厩舎の3頭以上の指名はなく、固めはみられず。
ただ異質だったのは、空耳オーナーが2015年のギルボオーナー以来となる関東馬5頭、関西馬3頭の関東馬偏重の指名となり、これがどういった結果になるか。
今年のドラフトは過去最多の指名馬競合が発生し、1位から6位までと11位の計7回の競合。ギルボオーナーと千葉オーナーが競合無敗の2勝、ギルボオーナーはいずれも再入札なしの一発勝利、空耳オーナーは最多勝の3勝1敗、最も競合したのが高畠オーナーで、5頭全敗となった。
例年にない熱いドラフトとなった今年、有力馬の早期デビューの傾向はさらに強まり、ドラフト週に早くも4頭が出走する。息つく間もなく熱い戦いが開幕する。

 

◆◇◆ こちらも無敗クリソベリル ダートGII兵庫CS圧勝 ◆◇◆

-2019/05/02-

林オーナーのダート2戦2勝馬クリソベリルが、園田のGII兵庫チャンピオンシップに出走。過去2戦とも大きな差をつける圧勝で、ここでも1.1倍の圧倒的支持率。スタートも綺麗に決めて3頭が前に並んで進み、4コーナーで早めに仕掛けると直線は突き放しての圧勝。3戦3勝ですべて圧勝という、未来のダート王が見えたようなレースぶり。2005年のマイルCS南部杯以来、久々となるダートGI馬の誕生に期待が高まる。

 

◆◇◆ 空耳オーナー ダービーへ2頭追加
    リオンリオン青葉賞逃げ切り勝ちでワンツーも ◆◇◆

-2019/04/27-

ダービートライアルのGII青葉賞に、空耳オーナーから大挙3頭が出走。人気も上位独占状態で、1番人気にランフォザローゼス、2番人気にウーリリで、リオンリオンが5番人気での出走。レースは内から好スタートを決めたリオンリオンが安定の逃げをうち、それを1番人気のランフォザローゼスが前目の位置から見る形。最後の直線でもリオンリオンはスピードを緩めることなくリードを保ったままで、ランフォザローゼスが一気に差を詰めるもそのまま逃げ切り勝ち。見事連勝で重賞初制覇となった。ランフォザローゼスは2戦連続重賞2着で、両馬ともにダービーの優先出走権をゲット。ダービーには皐月賞馬サートゥルナーリアが待っており、これで空耳オーナーはダービーへ3頭の出走を決めた。
空耳オーナーはこの勝利で、3年連続リーディングを狙うギルボオーナーを抜き去り、今年のリーディングトップに躍り出た。まだまだこの勢いは止まりそうにない。

 

◆◇◆ サートゥルナーリアまずは一冠 皐月賞制覇! ◆◇◆

-2019/04/14-

空耳オーナーのドラフト1位サートゥルナーリアが、皐月賞に単勝1.7倍の圧倒的支持を受けて出走。POCからは千葉オーナーのアドマイヤジャスタと林オーナーのクラージュゲリエの3頭の対決。
サートゥルナーリアはスタートを五分に出た後は中団外目を追走。4コーナーで前に押し上げて、最後の直線で先頭に並び掛けると、人気3頭の叩き合いとなって最後はアタマ差退ける辛勝。2歳時の圧倒的パフォーマンスからはやや物足りない印象だが、休み明けのぶっつけでのGI勝利はやはりモノが違う。4戦無敗の皐月賞馬が誕生すると同時に、無敗の三冠馬の可能性も繋ぎ止めた。
早くも独走態勢に入っていた3年連続リーディングオーナーを狙うギルボオーナーに、空耳オーナーが一気に並び掛ける。

 

◆◇◆ アルアイン GI大阪杯で2年ぶり復活V ◆◇◆

-2019/03/31-

林オーナーのエアウィンザーとギルボオーナーのアルアインがGI大阪杯に出走。前目に付けるアルアインと中団に控えるエアウィンザー。最後の直線ではロスなく進めたアルアインが内ラチ沿いを伸びて、外から追いすがるキセキを抑えての押し切り勝ち。2年前の皐月賞以来となる久々の勝利をGIで果たした。
未明のドバイで敗退したギルボオーナーのエース、レイデオロに代わるかのようなGI勝利で、2年連続リーディングオーナーの層の厚さを見せつけた。

 

◆◇◆ 2歳女王ダノンファンタジー
    桜花賞トライアル−チューリップ賞勝利 ◆◇◆

-2019/03/02-

ギルボオーナーの2歳女王ダノンファンタジーが、単勝1.3倍の圧倒的支持を受けて桜花賞トライアルのチューリップ賞に出走。このレースには高畠オーナーの重賞ホース、シェーングランツも2番人気に支持され、一騎打ちの様相。レースは女王ダノンファンタジーが好スタートを決めて、前目の位置からレースを進め、最後の直線で前が壁になる不利を受けながらも、外に持ち出してからはあっさりと2着馬を1馬身突き放しての完勝。格の違いを見せつけて、4連勝でクラシック戦線に堂々主役で臨む
この勝利でギルボオーナーは4位から一気にリーディングトップに踊り出し、3年連続リーディングの偉業に向けて加速する。

 

◆◇◆ ダノンチェイサー  きさらぎ賞勝利で初重賞制覇 ◆◇◆

-2019/02/03-

千葉オーナーのドラフト2位指名馬ダノンチェイサーが、きさらぎ賞に出走。2番手から最後の直線で追い出すとグイグイ伸びて、逃げ馬を 楽々抜き去り2着に2馬身差をつける完勝。初重賞制覇を飾った。
この勝利で千葉オーナーはリーディングトップとなり、GI2着のアドマイヤジャスタと2本柱でクラシックへ挑む。

 

◆◇◆ 2019年度POC 展望 ◆◇◆

-2018/12/30-

ギルボ オーナー

レイデオロの活躍で、後半戦一気にまくってリーディングを確定させた一年。他が噛み合えばとんでもないことになっていたかもしれないが、アルアイン、ジャンダルムが思ったようにポイントに結びつかなかった。しかし上昇を見せる逸材も多士済々で、レイデオロの全弟レイエンダ、ブレステイキング、イシュトバーンが控え、2歳にはダノンファンタジーが牝馬の頂点から来年を迎える。来年も王者として他オーナーを迎え撃つ。

林オー ナー

春はリーディングを一気に決めそうな流れを作り出したスワーヴリチャードだったが、秋の失速でギルボオーナーの独走を許してしまった。来年はこの馬の復権がオーナー躍進の大きなカギを握るが、4連勝で重賞勝利まで急上昇してきたエアウィンザーの本格化で土台もしっかりしてきた。2歳にもクラシック主役級としてクラージュゲリエがおり、ダートデビューながらも圧勝したクリソベリルもおもしろい存在。王者ギルボオーナーに再び挑む。

空耳オー ナー

サトノクロニクル、リバティハイツの重賞でのポイント獲得でどうにか凌いできたが、オーナー11年ぶりのGI制覇の立役者となったサートゥルナーリアの登場で大きな光が見えてきた。3戦して未だ底を見せないサートゥルナーリアの存在感が大きすぎるが、ランフォザローゼス、ウーリリなど、成長が 期待できる素材も並び、来年は下剋上のリーディング最大手と見る。

高畠オー ナー

サトノダイヤモンドの不振がそのままオーナーの不振につながってしまった。その大黒柱も引退が決まり、バトンを受けるのはサトノアーサーだが、力はあるものの安定して走れないところが頼り切れないところ。ミリッサ、タニノフランケルの開花に期待したいところだが、2歳のシェーングランツはトップを狙える逸材。新世代に期待が集まる。

千葉オー ナー

これほどの転落は誰も予想できなかったが、柱となるはずだったオークス馬ソウルスターリングのポイント0で手の施しようもなかった。スーパーフェザーの成長にも期待したいが、まずは2歳のアドマイヤジャスタを軸に、2歳の勝ち上がり組のもう一段の上昇に望みをつなぐ。